ゆうゆうのブログ

森内名人の完勝だったと思う。
封じ手の▲１八飛には驚いた。
渡辺竜王は、勝負師らしく封じ手で意表を突くことがたびたびあるが、▲１八飛はどうだったのだろうか。
その後の展開を考えるとよくなかった可能性がある。

これで森内名人が２連勝となった。
渡辺竜王は、防衛のためには残り５局を４勝１敗でいかねばならず、かなり厳しい状況に追い込まれたと思う。
まして、相手は今絶好調の森内名人である。
過去の竜王戦では、渡辺竜王は厳しい状況からでも持ち前の勝負強さを発揮し防衛し続けてきたが、今期は厳しいような気がする。
でも、勝負はまだ分からない。
第３局では渡辺竜王らしい将棋を期待している。

先程、棋譜を並べてみた。
何となくだが、森内名人がペースをつかんでいるような気がした。
しかし、まだほぼ互角の形勢なのだろう。
封じ手の局面だが、▲２六飛と予想する。

今日行われた女流王座戦で、加藤女流王座が里見三冠王を破り幸先よいスタートを切った。
中盤では互角ながら振り飛車が十分と思ったが、中盤の終わりくらいから終盤にかけては居飛車ペースで進んでいたと思う。
終盤では大差になり、そのまま加藤女流王座が勝利した。
今日の将棋を見る限り、加藤女流王座がこの勢いのまま防衛する可能性が高いと感じた。

残念ながらもうすぐ出勤しなければならない。
リアルタイムで観戦したいのだが、今日も帰ってきてから棋譜並べをすることになる。
加藤女流王座の指し回しに注目したい。

２連勝したが、２局とも中盤で優勢だったのに終盤で追い込まれ、冷や汗の勝利だった。
相変わらず激指レーティングは、２０７０点位をうろうろしている。
終盤での逆転負けさえなければもっと点数が上がるのだが、終盤で私には思いつかないような激指特有の厳しい手が飛んでくることがあり、その手に対して対応を誤ることが多い。
丁寧な指し回しを続けることが大事であり、日頃からそういう心構えを持って指すことが棋力向上につながると思っている。

明日、女流王座戦第１局が行われる。
加藤女流王座に里見女流三冠が挑戦するが、この対戦カードは女流棋界において最も見たかったカードである。
里見女流三冠の将棋は今まで何度も並べたことがあり、女流棋界において圧倒的な強さを誇っているのはよく理解しているが、加藤女流王座の将棋は数局程度しか見たことがなく、まだどのような将棋なのかよく知らない。
ただ一つ言えるのは、おとといの上田女流三段との将棋などを見る限り、加藤女流王座の将棋は終盤の切れ味が抜群ということである。
勝敗はもちろん、どのような将棋になるのか本当に楽しみである。

マイナビ女子オープン本戦トーナメント１回戦の上田−加藤戦が昨日行われた。
戦型は相中飛車だった。

実は、１０月１２日に大阪市中央体育館で行われた「将棋日本シリーズ 大阪大会 テーブルマークこども大会」の高学年部門の決勝戦の戦型が相中飛車で、その将棋を観戦したとき、先手中飛車対策の一つとして相中飛車も面白いのではないかと思っていた。

今日の上田−加藤戦では、後手番の加藤女流王座が穴熊に入った。
相中飛車での穴熊は指しこなすのが大変そうな気がするが、終盤での加藤女流王座の指し回しは見事だった。

今日行われた女流王将戦第３局で、香川女流二段が里見女流四冠王に勝利し、２勝１敗で女流王将位を獲得した。
香川女流二段は初のタイトル獲得である。
一方、里見女流四冠王は三冠に後退した。
女流棋界全体が確実にレベルアップしており、今後ますます面白くなりそうだ。

１１月３日（日）と４日（月）に行われる「第３７回朝日アマ将棋名人戦関西ブロック大会」に、出場できないことが確定した。
両日とも仕事が入ってしまったのである。
また、これから約１ヶ月休みがない。
とはいえ、以前のように帰宅が遅い日が毎日続くようなことはないので、何とか時間を作り将棋を指すつもりである。

先程、王座戦第５局が終了した。
最終盤だけリアルタイムで観戦したが、私が見たときは羽生三冠王が勝勢になっていた。
第５局は大差になってしまったようだが、王座戦全体を振り返ればぎりぎりの勝負が多かったと思う。
特に、第４局はタイトル奪取に近いところまで羽生三冠王を追い込み、本当に惜しい将棋だった。
しかし、昨年の棋聖戦でのストレート負けから比べると、今期の王座戦ではタイトル奪取はならなかったものの素晴らしい内容だったと思う（佐藤九段、森内名人、郷田九段を連破して挑戦者になったことも素晴らしい）。
中村太六段の今後の活躍が楽しみである。