10月号はレベルの高い作品が多かった。
3番はすぐに収束が見えるので、むしろ変化手順を詰ますのに時間をかけた。
岩崎氏は今から20年位前、毎月のように作品を見た。
その頃から、初型と序の数手をどうするかに重点を置いている印象がある。
常に高水準の作品ばかりで、構成力に優れているところが素晴らしい。
5番は今月号の中で最も解くのに時間がかかった。
私は3手目が見えず(合駒されて詰まないと思っていた。飛車を打てば簡単なのに)苦労した。
収束も見事で、今月号では最も印象に残った。
優秀作に匹敵する作品だと思う。
7番はダイナミックな手順が魅力的である。
攻め駒がかなり強力なので、作者は余詰がないことを確認するのが大変だと思う。
この作品も優秀作に匹敵する内容だと思う。
8番も素晴らしい。
邪魔駒を消去し、以下は流れるような手順で収束に向かう。
このような見事な作品を量産できる芹田氏の手腕には、ただただ驚嘆するばかりである。
この作品も優秀作に匹敵する内容だと思う。

1