今日、戸辺六段著「石田流の基本(早石田と角交換型)」を買った。
将棋の書籍を買うのは久し振りである(将棋世界を除く)。
ちなみに前回買ったのは2月で、戸辺六段著「石田流の基本(本組みと7七角型)」であった。
「石田流の基本(早石田と角交換型)」の内容は、第1章から第3章までは升田式石田流、第4章は対右四間飛車、第5章は4手目角交換について書かれている。
升田式石田流は、初手より▲7六歩、△3四歩、▲7五歩、△8四歩、▲7八飛、△8五歩、▲4八玉と進む昔からある指し方であるが、私はこの指し方を今まではあまり好まなかった(私の実戦では、△8四歩から△8五歩と指してくる方と対戦したのはごく稀だが、そのときは私は7手目より▲7四歩、△同歩、▲5八玉とする指し方を用いていた)。
しかし、今日この本を読んでみて7手目▲4八玉からの升田式石田流を指したくなった。
今まで知らなかった指し方や捌き方が随所に書かれており、本当に勉強になった。
対四間飛車や4手目角交換の方が、私の実戦では出会うことが多い。
私は4手目角交換された時は今までは▲8八同飛と指すことが多かったが、この本を読んで▲8八同銀の方が指しやすいような気がしてきた。
「石田流の基本(早石田と角交換型)」を一通り読んでみたが、前作の「石田流の基本(本組みと7七角型)」と同様に素晴らしい内容であった。
石田流を指しこなすには戸辺六段のこれら2冊の書籍があれば十分だ。

0