8月号は7番と8番が良かった。
7番は、詰将棋に慣れている方はすぐに解けるだろう。
飛車成らずと合い駒の応酬はよくある手順なので、すぐに予想ができる。
ただ、よくある手順とはいえ創作するとなると大変だ。
しかも、7番のように収束を鮮やかに決めるには、かなりの才能が必要となる。
やはり、7番は優秀作にふさわしい作品だと思う。
8番は、狭い場所での応酬だが意外に変化と紛れがあり、私が好む作品である。
芹田氏の作品はすべてが高水準で、緻密な構成力が魅力的である。
先月号の作品や詰パラの表紙に載っていた作品など、印象に残る作品が多い。

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