10年ぶりにタイトル戦に登場した藤井九段が、どのような戦法で臨むかを興味深く見ていたが、なんと角交換四間飛車だった。
後手番での作戦に迷った末、やむなく角交換四間飛車を選んだという気がしてならない。
最近は、プロもアマもゴキゲン中飛車ばかり流行っているが、それはゴキゲン中飛車が抜群に優秀だからという理由もあるが、一方では後手番での他の作戦に多くの棋士が限界を感じているのではないかという気がする(勝手な想像だが)。
実際に第1局の棋譜を並べてみると、藤井九段が若干無理をしているように見える。
羽生三冠王が余裕を持って勝ったという感じがする。
もう将棋界に革命をもたらしたあの藤井システムは見られないのだろうか。
藤井九段が先手番での第2局にどのような戦法で臨むのかが興味深い。
最近多用している矢倉戦で臨むのだろうか。
第2局以降が楽しみである。

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