最近、振り飛車を指すことが多かったが、私は元々居飛車党である。
久し振りに居飛車の将棋をたくさん指そうと考え、この本を買った。
後手番一手損角換わり戦法は流行し始めた頃から興味を持っており、実際将棋大会で2局指したことがある。
1局は相手は中学生強豪で、相腰掛け銀から攻め合う展開になった。
なんとその時の将棋と全く同じ展開が、この本に書かれていた。
私はその頃その変化を全く知らなかったが、相手は多分知っていたのだろう。
そのためか、相手の指し手は早かった。
私はこの本に書かれてある自分が優勢になる変化を知らず途中で間違えたので、終盤の入り口ではどうやっても一手負けの局面になっていた。
何とか終盤喰らいついたが、私の攻めは的確に受けられ最後は入玉された。
惜しい将棋だった。
なお、その時の中学生強豪はその直後奨励会に入り、今も在籍している。
もう1局は相手は大学生強豪で、相手の早繰り銀だったが、私が中盤でポカをし一方的に負かされた。
全く面白くない将棋だった。
今回この本で勉強したので、これからは後手番一手損角換わり戦法を頻繁に指そうと思う。

0