3月13日(土)にチサンホテル浜松町で、朝日アマ名人戦全国大会が行われた。
私は、11月3日に近畿大会で優勝していたので、近畿代表として出場した。
1回戦突破を目標として頑張ったが、幸い1回戦で勝つことができ目標を達成できた。
残念ながら2回戦で敗退したが、全国ベスト16まで行けたので十分満足している。
以下に2局の将棋を振り返り、感想を述べたいと思う。
◎1回戦
相手は北海道代表のW氏だった。
W氏は北海道大会で277人中2人代表という激戦区を勝ち抜いた強豪で、特に北海道大会の決勝では前年度朝日アマ名人のK氏を破っての代表だった。
また、ネットで検索するとW氏はさまざまな大会で活躍している方だと判明し、学生時代には十傑戦にも出場していたことが分かった。
私よりもはるかに実績があり、簡単には倒すことができない相手だと思った(もっとも、全国大会では誰と対戦しても簡単ではないが)。
私は最近の大会では振り飛車を多用しているので、今回も振り飛車でいくと決めていた。
振り駒の結果私が先手番になった。
主導権を握りたかったので、先手番は有難かった。
結局相三間飛車になったが、これは私にとって自信のある展開だった。
理想的な形から攻めまくり、大差になり快勝した。
ただ、途中優勢な局面で楽観し、気の緩んだところがあった。
それまで慎重に駒を進めていたのに、そのときだけ軽率に指してしまった。
もし、逆転負けをしていたら悔いが残ったことだろう。
幸い勝ったから良かったが、その点だけは十分反省している。
◎2回戦
相手は東京代表のK氏だった。
K氏はプロを倒すほどの全国的に有名なアマ強豪だった。
振り駒の結果私が先手番となり、初手5六歩から中飛車戦法でいった。
相手のK氏は1回戦で居飛車を指していたので、2回戦も居飛車で来られると予想していたが、向飛車で来られた。
結局相振り飛車となった。
私は穴熊に潜りカウンターを狙ったが、中盤で誤り劣勢になった。
相手の指し手はプロ級で、逆転の見込みは全くなかった。
完敗だった。
この将棋に勝てばアマプロ戦に出場できただけに負けたのは残念な点もあるが、2局とも自分の実力以上の力が発揮できたので満足している。
以上のような内容で朝日アマ名人戦全国ベスト16となったが、これは私の自己ベストである。
今後も全国大会出場を目指して頑張りたい。

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