11月1日(日)と3日(祝)に桜の宮リバーサイドホテルで行われた、朝日アマ名人戦近畿大会で優勝し、近畿代表を勝ち取った。
苦しい内容が続いたが、最後まで諦めない気持ちが優勝に結びついたように思う。
以下に優勝に至るまでの全対局の内容を記す。
◎予選1回戦
私が後手で2手目3二飛車戦法を用いた。
相手は序盤早々3六歩と趣向を凝らしてきたが、中盤で作戦勝ちになり楽勝ムードになった。
終盤少し間違え形勢が接近したが、中盤でのリードが大きかったおかげで、逆転に至るまでには程遠く勝った。
しかし、終盤反省すべき点がいくつかあり、楽勝ムードになっても油断しないよう気を引き締めた。
◎予選2回戦
相手は有名な学生強豪だった。
私が先手で初手5六歩から中飛車を指した。
相手は向飛車できたので、相振り飛車になった。
私は穴熊に入り攻めの態勢を整えようと思っていたが、私の駒組みに少し問題があり桂損してしまい不利になった。
その後穴熊の固さを頼りに攻め込んだが、的確に受けられ完敗した。
◎予選3回戦
私が先手で初手5六歩から中飛車を指した。
相手は居飛車できたが、中盤で相手にミスがあり、その後は大差になった。
結局快勝した。
予選は2勝1敗で通過した。
◎本戦トーナメント1回戦
不戦勝。
◎本戦トーナメント2回線
相手は代表経験が豊富な奈良県の強豪だった。
私が先手で初手5六歩から中飛車を指した。
相手は居飛車で急戦できたが、私の対応に疑問があり一気に劣勢になった。
大差だったので負けを覚悟した局面もあったが、終盤でお互いに秒読みに入ってからは少しずつ挽回してきた。
秒読み将棋では何が起こるか分からないので、執念で頑張った。
すると、いつの間にか逆転し、最後は大差で勝っていた。
215手という長手数の勝利だった。
◎本戦トーナメント3回戦
相手は代表経験が豊富な大阪府の強豪だった。
私が先手で初手5六歩から中飛車を指した。
相手は居飛車で作戦巧者だった。
作戦負けになり耐え忍ぶ展開になり、ひたすらチャンスを待った。
私は一瞬のチャンスを見逃さず、勝負形に持ち込み逆転した。
最後は大差で勝っていた。
1日(日)の試合はここまでで、ベスト20が出揃った。
代表枠は5人なので、実質ベスト4である。
以下は3日(祝)の対局である。
◎本戦トーナメント準決勝
相手は代表経験がある京都府の強豪だった。
私が後手で2手目3二飛車戦法を用いた。
相手の作戦は居飛穴だった。
やや作戦勝ちかと思っていたが、中盤から終盤にかけてうまく指され、きれいに1手負けの局面になってしまった。
しかし、相手は序盤で時間を使い過ぎていたため、最終盤で秒読みに入った。
秒読みの中、私の玉を詰まし損ない、逆転勝ちした。
◎本戦トーナメント決勝
相手は代表経験がある兵庫県の強豪だった。
私が後手で2手目3二飛車戦法を用いた。
相手は三間飛車できたので、相振り飛車になった。
駒組みの段階で作戦勝ちになり、その後猛攻を続け快勝した。
以上のような内容で、私は朝日アマ名人戦近畿代表になった。
全国大会は来年の3月だが、近畿代表として責任を持って大会に臨みたい。

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