慢性の便秘は腸内環境を悪化させ、免疫力の低下や肌荒れなどを起こしやすくします。便秘とは3日以上お通じがない状態を指しますが、「毎日排便があってもスッキリしない状態」も含まれます。
便秘にはタイプがあり、
腸の働きが弱くて起こるもの、神経が緊張して起こるものがありますが、
最も多いのは便が肛門付近まで来ているのに排便できない「習慣性便秘」です。
便意があるのに、トイレに行くのを何度も我慢していると起こりやすく、他にダイエットや植物繊維の摂取量が少ないこと、服用薬なども関係します。また、排便時にいきみすぎて肛門の筋肉が緊張し、かえって出にくくなるケースも多いようです。
排便時は前かがみの姿勢をとり、かかとを上げて肛門に力が入らないようにしながら、腹筋に力を込めましょう。スムーズな排便には、便に適度なカサと柔らかさが必要です。
ゴボウなど根菜類を中心とした野菜や海草、発酵食品、乳酸菌などを積極的に摂るようにしましょう。
また、
朝起きた時に水や白湯を飲むといいでしょう。朝は1日で最も腸のぜん動運動が高まるので、排便のチャンスです。特に便意がなくても、朝食後はトイレに行く習慣をつけましょう。甘いものは控え、3食きちんと食べることも重要です。