あすは朝から関空に向かう移動日のため、今回の日本帰省、実質的には今日が最終日。
その最終日。たまたまの日程的な偶然で「鯛ラバカップin小豆島」という真鯛釣りの大会に参加することになりました。
真鯛ラバージグの釣りは去年おととしの帰省時に各一回づつと今回帰省の初釣り時のみの、まぁほとんどドシロウトなんですが基本的な釣り方は極めて単純で、たとえ素人でも「釣りにならない」ということはなく、言ってみればペラルアーただ巻中心のシャドー釣りみたいなもの。初心者がいきなりドカンとモンスター、なんてのも普通にありえる釣りなのです。
そして同じく、だからこそ奥が深いという面もありまして、ぼくも年にたった1〜2回の釣行とはいえ、タイにいる時も機会があれば本やDVDで勉強したりしているのです。
今回の大会参加のきっかけとなった、悪友K。
タイラバからセクキャバまで(笑)、日本に帰るたびにいろんな遊びに誘ってくれます。
今回も大会申請や海光丸船長への連絡等、いろいろとやってくれました。ちなみに船長はドシロウトの大会参加乗船に不安を隠しきれなかった様子だった・・・らしい(#^.^#)
エントリー手続き後、こういうかんじで説明会。今年はなんでも前回の倍という82人参加の大盛況。
タイラバの伝導師、この釣りの第一人者、佐々木洋三さんもこられてました。
ぼくも氏のDVDをくりかえし鑑賞して勉強させてもらってたし、思い入れもありましたのでちゃっかり記念撮影。
ものすごい紳士的な感じのオジサマでした。ぼくのほうがなんか偉そうだし・・・。
釣りの楽しさを世間に伝える「有名人」はこうでなきゃと切に思う。こうじゃない人も多いもんで。
さて肝心の釣りですが、閉会式で佐々木氏がひとことめに「いや〜今日は厳しかったですね〜」と口にした通り。
1日中強風が吹き、波は高く、船が揺れる(ぼくはこれがいちばん辛かった)、おまけに寒い。5月の、もう20日なのに昼間でこの気温はありえん・・・。
そんな中、沈黙の船内でただひとり黙々と釣果をあげていたのが、なんと悪友K。
他5人がだれひとりアタリもない状況ですでに2枚ゲット。
ぼくがタイに住み出す前は、女は別にして魚相手だとほんとショボショボの陸釣師だったはずのヤツが・・・。
成長したね。師匠としてこんな嬉しいことはない。
なんてね・・「師匠」などというのは冗談ですが、マジで密かに腕をあげやがった。いつのまにかオフショアにはまり、独身貴族の資金源を武器に(笑)、タイラバからジギングまでいろんな船に乗りまくっているとは聞いていたが・・・。
そんなこんなで
時間はすすみ
大会もそろそろ終了という頃、ぼくは夕べの睡眠不足の眠気と軽い船酔いで意識朦朧の中、ボトムすら取りかねている状態でなんと大まぐれの2匹目をめでたくゲット。
最後のポイントはもう帰港を視野にいれた庵治沖。半意識不明の状態でしたが、この風景を忘れたくないとパチリ。
落として巻いて落として巻いて落として巻いて落として巻いて・・・寒風の中ふるさとの海でフラフラになりながらこんな作業を繰り返す。
悪くないな〜忘れないだろうな〜この感じ。
久しぶりの日本。短かったけどそれなりにいろんなことがあって、それなりにいろんな釣り場に行った。その中でも「ラバージグ」と「フォール」というキーワード。これらは今回の帰省釣行を象徴する言葉であり、この数日ほんとやり込み考え込んだ感がある。
瀬戸大橋での夜釣り。大ヒラメ。フォーリンラブのブラックバス。そして鯛LOVERS。
とりあえず、可能な限りやりきりました。釣りきりました。
自分の釣りセンスに自信を無くすばかりのここ数年のタイ暮らし。その、これからも釣りを楽しむうえで必要な、最低限の自信を取り戻させてくれたのは日本の、香川の魚たちと豊かな釣り環境でした。ほんと楽しかった。ありがとう!
そして表彰式。本日の状況の厳しさを象徴するかのように、たった2匹たった1キロちょっとのウェイトのぼくが、なんと13位入賞!
合計4匹の鯛を釣り、そのうちの大型2匹の2キロ半をウィイインした悪友Kはなんと4位! ほんと成長したのぉ〜・・・心からパチパチ!(・・||||r
しかしいくら厳しいと言っても釣る人は釣る。優勝魚はなんと73センチ、5,2キロ。すばらしいタイである↓(優勝船シーストーン船長ブログより)
勝手にリンクしちゃった・・・。お詫びに・・・みなさんシーストーンにどんどん乗りましょう!
http://blogs.yahoo.co.jp/breastup50/8840438.html
タングステン製のタイラバ、ビンビン玉は香川でも大人気。ジャッカルのナカジー氏も参加。この方もいい感じの人に見えた。琵琶湖ガイド頼んでみたいな。
そして今回の魚写真。
大会ということもあり、なかなかその場で写真が撮りにくい雰囲気だったので、会場の庵治港から海光丸の乗場である詰田川河口まで走り、さらに船長に〆てもらった後の写真ですが。
竿はエイテックの高コスパ、ライトジギング竿、リールはタイから持って帰ったいつものバナックス。鯛カブラは基本10号(約38g)使用でしたが、最後はいろんな理由でボトムが取れなくなってきたので18号(約68g)。たしか水深40メートルなかったと思いますが・・・。
この半自作みたいな鯛カブラ。実は「ハヤブサ針」から出ているハリ部とラバー部とシンカー部が可動式で、別売りもしている製品。シンカー部だけ別メーカーの廉価品。
これ、オススメです。コストパフォーマンス最重要視の僕ですから。
あと、船内で拾った誰かの使用済、ちぎれたジャッカル製カーリーテール型スペアラバー白をちょんがけ。なんの戦略もなくただ動きを見てみたかっただけですが、悪友Kによると最後のポイントはにごり潮だったのでこれが効いたらしい・・・ってホントかよ!?
賞品の記念撮影も忘れず(笑)
釣りアパレルのポロシャツと鯛ラバ各種。とくにビンビン玉タングステン80gはぼくにとって金塊です(^。^)ぜったい自腹じゃ買わない買えないので嬉しいなぁ。
ということで、これにて2012年日本釣行、すべて終了!
最後になりましたが海光丸の高崎船長、おつかれさまでした。またよろしくお願いします!
追記>
翌朝、空港へ向けて出発前のドタバタの中、これらの鯛で急遽作った熱い味噌汁を母親に無理矢理早飲みさせられた。あの味も忘れないだろうなぁ・・・。

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