やった〜!
ついにFLY FISHINGでシャドー!
なんてね・・・。
あんまり言いたくないけど、ハイ、やっぱり釣掘です。
タイ国のフライフィッシングを盛り上げようとか密かに目論んでますが、これじゃどんどん釣掘フライフィッシャー。
まぁでもいいんです。面白いから。あとまぁ確実にトレーニングにはなってますからね。それに「いつの日か」の布石にもね。
南部ダムツアー、そしてモンスタレイクツアー明け、ナコンサワンに帰る前にちょこっとルアー・フライ釣掘「パイロット」に寄ってきました。(運転所要時間2時間プラスの超大回り寄り道ですが)
早朝起床がけっこうキツかったけど、がんばってなんとか6時半に現地到着。
そして真っ直ぐシャドー池に向かうといきなり「ナブラ」。
そう、ここの雷魚池はなんとナブラが起きるのです。
で、あっさり1匹目ゲット。
かなり適当に巻いたオリジナルフライで釣れちゃった。うれし〜!
ナブラに走り寄り、足に絡むラインを払いつつ慌ててシュート!
ハイスピード両手巻きのフライの後部から迫り来る引き波!
そしてほとんど水面直下のため、バッシャーンッ!という捕食音!
こりゃ、スゴイ。楽しすぎる。まるで憧れ、ビーチでのオカッパリ、ルースターフィッシュじゃないか!(想像)
しかもこの釣掘、バックスペースがほとんどの場所でかなり広く、むちゃくちゃキャストしやすい。
もう9時半ごろまでの3時間、無我夢中でナブラ、そして呼吸を追いかけてました。
フライでの呼吸撃ち、しかもドシロウトのキャスト、それはこの釣堀の魚の密度があってこそ成り立っているとも言えるのですが、これをゲームフィッシングと呼ばずなんと呼ぶのか!?・・・ってな具合の面白さ。
超高活性な群れのナブラに向けてのキャストもドキドキしますが、少しづつ移動する呼吸の群れ(もしくはあえてライズと呼ぶべきか?)に向けてキャストする時の静かな緊張感もたまりません。
好反応なリトリーブ法を探りいろいろ試したり、ほんといろんなことが学べましたが、なにより大きな発見は、ここの現在のアベレージ、2〜3キロクラスなら8番ロッド、20lbティペットで、しかもほとんどラインを出さずリールファイトもせずに走りを止め、寄せてこれるということ。
桟橋などの傍でかけるとかなりヒヤヒヤだし、実際水車の際でかけた1匹を強引なファイトでティペットのノット部をブレイクさせてしまうという失敗もありました。でもパワフルですが距離の短い走りと、首振りでの「間」を与えてくれるシャドーのファイトスタイルはフライロッドの曲がりとラインさばきで十分対応しきれるものなのです。
(今までのルアー釣り経験上、たまにフックアップ直後に長距離走るやつもいますが、少数派なのは間違いないと思う)
これは、天然湖、障害物周りでの「シャドー オン ザ フライ」にかなり近づけた発見です。
燃えるなぁ〜。ガンバルぞ!
ただし
このパイロットでのエキサイティングゲーム、晴天で、おまけに風が出たりすると10時ごろでパタリとシャドーの勢いがストップ・・・。
シンキングラインを使った釣りもやりましたが、今のぼくにはやはり高度すぎるのか釣りが成り立ってなかったし、バラやナイフフィッシュに逃げても、炎天下、はっきりいってどう釣っていいのかわからず、また、まったく釣れる気もせず、結局11時半ごろには朝いちの興奮の余韻も消え去るほど心身共に疲れ、さびしくフェイドアウトで帰路につきました。
あぁナコンサワンまで4時間近く。遠いなぁ・・・。

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