7月22日、こんどはタイ釣行はや4回目となるHIROさんを迎えに空港へ。
着実にシャドー釣りスキルを積み重ねるHIROさん、今回は南部シャドーに初挑戦。
ボクらはそのまま空港から列車に乗って、南部行きの始発駅でもあるバンコク中央駅へ向かった。
今回はマレー半島深夜特急南下の旅のため、バンコク中央駅があるチャイナタウンが始点となる。
まずはここから始まった、の中華街ヤワラー通り。
南部行き列車の出発時間までオニテナガエビの屋台バーベキューで乾杯したのだが、チャイナタウンの喧騒の中で食べるエビとビールは格別で、なによりボクに、久しく忘れていた「旅」の感覚を思い出させてくれた。
で、思わず5〜6年ぶりに、昔好きだった「通行人びっくりスナップ写真」を撮ってしまった。
2等寝台のコンパートメントはこんな感じ。値段のわりにびっくりするほど快適。
南部の車窓から
宿泊場所までの「渡し」から、釣りのボートマンまですべてひとりのオヤジがやってくれる。
その外見は悪徳トゥクトゥク・ドライバーのソレだが実は結構いいヤツ。
それにしてもこのダムは風光明媚である。天気がよければ宿泊場所まで遊覧船気分でサバ〜イ。
宿泊先のボートハウス到着。荷物をほどいて一休みすると南部料理中心の昼食タイム。
この南部料理、個人的には明らかに中部標準料理よりうまい、というか自分にあう。ナンプラーをあまり使わず、胡椒系のスパイスを多用するからか?
そして、なにはさておき
キャスト開始!
今釣行初シャドー。HIROさんにとって1年ぶりのシャドーはいままでと変わらず、ボ〜ン!とペラに出た。
実はこの時、反対側に投げていたボクにもまったく同じタイミングでバイト、フッキング、ランディング。みごとなユニゾン・ダブルシャドーになってました。
最近すっかりハマっているディープクランクでカスープ。
霧雨の中、ボートを走らせる。
一般漁が禁止されているため漁師の姿はゼロだが、祝祭日の休日がからむと釣り人はワリと多い。
月曜日
最近すっかりハマっているディープクランクでシャドー。
でもちっともサイズがあがんない。これじゃペラひいたほうがずっと楽しい。
まぁとりあえず WE LOVE 国王・・・のふりしよう。
上と同ポイント、HIROさんもペラで。
HIROさんの今季初カスープはペラルアーで。
投げる
投げる
投げる
しかし
サイズアップが難しい。
沖の呼吸狙いでもキロ弱ばかりである。岸際ストラクチャーのペラ撃ちではさらに難しい。
HIROさんにもそれはわかっている。
ただシャドー釣りの魅力に取りつかれた人はだれでもそうであろう、やっぱりトップで、ペラで釣りたいのだ。ペラでの釣りこそシャドー釣りの面白さ。それはこの南部でも同じ。
ボートマンが勢いあまってシャローに入りすぎると
浅場の帝王プラー・チョンが出る。
そういえばこのダムのシャローにはチョン・カールワンというタイでは南部にしかいない「ややレア種」のスネークヘッドがいる。
コブラスネーク(プラー・チョン・グーハウ)、アーモンドスネーク(プラー・カソン)とともにここではスネークヘッド5種類が狙えることになる。シャドーを除いた4種はすべて乾季の減水時がシーズンとのこと。
いや〜来年が楽しみ!
この日、雨季の南部には似つかわしくない青空が広がり、あまりの暑さにやられたボクらは、午後からメインインレットの源流部をめざし、カスープ狙いに作戦変更した。
しかし時期的に水量が多すぎて、小型ハンヤオではたいして上流にはいけず、中途ハンパなプールで釣り始める。
それでも巨大カスープの釣れそうな雰囲気はバツグン。ボクは激流にスプーンを横切らせてキャストしまくった。しかし魚からの反応はHIROさんのトッププラグに2回チェイスがあっただけであった。
ここも乾季の減水時に源流までさかのぼると(徒歩2日コースがあるらしい)、カスープがパラダイスってるんだって。
いや〜来年が楽しみ!
1時間近くかけて沢を遡ってきていただけに、下流のシャドーポイントまで今から戻るとなると、とんでもない時間ロスだ。
これは作戦ミスだ。まいったなぁ・・・と、とりあえずボートを流れにまかせ沢筋を下りながら岸際にキャストしていく。
ボクはカスープ狙い定番のスプーンを沈めて深場狙い。HIROさんはI社のジ○ガ。
はっきりいって、まったく釣れそうな雰囲気は無かった。水はけっこうな早さで流れているが、周辺はカスープが好きな岩場は皆無だし、シャドーは流れを嫌う。あぁまいったなぁ・・・。
が、そのとき岸際のオダ林でバシャッとわずかな魚の気配がした。
カスープ?とぼくは思ったのだが、HIROさんがすかさず投げたジ○ガにボ〜ン!と大きなバイト音をあげたのはなんとシャドーであった。
すげぇ、こんな流れのあるところにシャドーいるんだ・・・。
しかも流水シャドーはすごく引く。実サイズでは考えられないほどにロッドを曲げていた。
それからはもうHIROさんの一人勝ちである。ジ○ガ・フィーバー、とどまるところを知らず。
HIROさん、また流水シャドーを釣る!
ボクはここでようやくスプーンを見切り、ペラルアーに変える。
しかしペラルアーの手返しの早さからキャスト数はボクのほうがはるかに多いのにもかかわらず、バイトの数は10対0の比率だ・・・。
HIROさん、とうとうランカー・カスープもゲット!
それにしてもなんでこんなに好反応なジ○ガ・・・!?
バイトの数もすごいが、そのルアーに対する反応の仕方がすごいアグレッシブ!
ものすごい、ホントにものすごいドッカ〜ン!!という捕食音で襲いかかる。
ボートのオヤジいわく、その動きがプラーなんとかという(南部名のため未だ正体不明)、カスープのベイトに似ているらしい。
それを聞いて、ペラ降参。トップで出るからといってペラルアーが無敵だということはないことを痛感。
手持ちルアーで、ジ○ガの動きに少しでも近づけるよう、無理やり表層でミノーをカクンカクンと泳がせ、かろうじて最後に一匹。でも実はこれ、最初にヒットした魚がバレたと同時に、ファイト中に付いて来ていた別の魚が再バイト。で、ランディングしたもの。
もっと早くミノーに変えていれば、こんなにHIROさんと差は付いてなかったかもしれない。だけど、同じ1匹とはいえあの爆発バイト音もゲットできるというとこで、ミノーよりジ○ガのほうが1枚も2枚もうわて。やられた〜。
満天の星空を眺めながらの、露天湖水風呂。
湯温・・・27度、湯質・・・ステイン〜クリアー
効能・・・対象魚との一体感。
この湖水風呂を楽しめるかどうかが、このダムでの釣りを楽しめるか否かの「踏み絵」でもある。
しかし、ちなみにタイ人ならバンコクから遊びに来た、町育ちの女の子でも平気でやっていること。

ボートマンのオヤジ風にこういうのもアリ。
激しい雨が降り出したら、桟橋にせっけんを持っていってブリーフいっちょになる。
しかしメシ食ってる前でそのセクシーな格好はカンベンしてくれ、オヤジ。
と、ここで更新作業者の体力がそろそろ尽きてきたので続きはB面へ。
ブリーフオヤジ画像を見ながら、ひとまずお別れ・・・です。

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