最近、我がブンボラペッ湖がとっても赤い・・・。2階の窓から見ても、湖上のボートから見てもまっかっか。
これは先日ナン川上流で降った大雨の影響で一気に川の水位が上昇、真っ赤なオシルコ濁流がどんどんブンボラに流れ込んだせいです。

ボートで湖面に浮かんでいると、まるでメコン河にいるような気になってくる。
でもこれは魚にとってはいいことでしょう。特に赤いのは水門のある禁漁区側のほう。これから雨季に入って増水期→産卵期。赤水の中でどんどん子作りに励んで欲しいナー。人間さえ(電気とかで)手を出さなければ、かなりの魚種の、かなりの卵、稚魚が捕食者から逃れて成長できるんじゃないかな。
しかしブンボラ自体の水位はいまいち上がらない。大洪水を待ち望んでる身としては、はがゆいかぎりだが理由は分かっている。となり町ではメイン物産である「米」を周年育てる為ブンボラから常に膨大な量の水を吸い上げてる。それにわが町の主要産業である養殖業にしても同じ、養殖池の水が古くなるとブンボラに捨てて、新しい水をブンボラから吸い上げる。
それにしても人間め、持ってくばっかりやな〜。今年こそ洪水で田んぼも養殖池も含め、全部ブンボラに浸かっちゃえばいいのに。うちの家以外。
で、若干ながらも水が増え、ブンボラ岸際の氾濫原では小魚たちがのっこんできている気配が感じられたので、ここは自分もなんか持ってかないとソンとばかりに、メバルロッドで小魚釣り!できればルアーで・・・。
グラミー系のプラー・カディーとかフナ系各種はオニのように沸いてるんだけど、こいつらはルアーじゃ無理っぽい。でマイクロミノーとかシラスワームとか投げて異常に好反応なヤツを発見。そう、それは知る人ぞ知る(?)フィッシュイーター、プラーケム。「ニードル・ガー」であった。
しばらくルアーをとっかえひっかえ。いちばん効くのはスピナーだというのは分かった。しかもサイズは「ブレットン」でいうとゼロの一番小さいヤツでないとバイトまで持ち込めない。チェイスまではなんでもいいんだけど・・・。
そしてとうとうバイト!しかしやっぱり。・・・・のらな〜い!ムッキ〜ッ!
ダツ(みたいなもん)相手にむちゃくちゃ熱くなる。フックをカンツリ用のほっそいシングルに換えるとノった!でもすぐばれた・・・。延々これの繰り返し。
気分転換に、フックを同じくカンツリ用(もらいもの)に換えたラパラのミニクランク(もらいもの)を投げると2投目でガッツン。今度はのった!しかもドラグを出して走る。ん〜?プラーケムってこんなに引くかな〜!?と思ってたら・・・・・

やっぱりコイツであった。孵化してまもないプラー・カスープ。完全モライモノ仕様のラパラで。
タイランド多魚種格闘技戦。長く険しい道のりである。
つづく・・・

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