実は年末年始に掛けてタイ南部プーケット島にGT狙いで行くことが決まっています。(ラチャノイ島周辺オンリー。しかも実釣おそらく1日!)
ちょっと前後しますが、GTを釣るために、その2。
それはキャスト!
これがスムーズに、船上での最初から最後までの数時間、クオリティを変えず続けられなければオハナシになりません。
口で言うのは簡単ですが、それは極めてヘビィでタフなことだというのは100も承知。なにしろご存知のようにぼくは人並み以上にひ弱で体力がない。
1キロオーバーのタックルで100gオーバーのルアーを投げるのはそれだけで肉体労働。おまけにヘッドの大口で水圧をビシビシうけたポッパーをアクションさせる、これまたテクニカルで繊細な肉体労働。さらにはGT様がドカンとバイト、フッキングが決まろうものなら・・・。
しかしガチムチ野郎以外GT釣りをしちゃいけないという法律や条令や規則、マナーがあるわけじゃない。
やりたかったらやるだけだ。現在の自分にできうるすべての努力をして全身全霊をかけるのみ。
ボートチャーターはたったの1日、おまけにツアーのホストでもあるぼくは常に全力で釣りができるわけではない。しかしたった1日6〜7時間のためにその数百倍の時間を費やして準備する。
釣り場に立っての「実釣」だけが「釣り」じゃない。その準備に費やしている時間の一瞬一瞬全てでぼくはGTフィッシングを実践し続けているわけです。
そのひとつが裏の川でのキャスト練習。バスタックルでのルアーキャストとは別物。フライキャスティング並の意識で練習に取り組む。
川に繋いであるハンヤオ船の揺れる舳先から、利き腕側はもちろん、左手側でも投げれるように・・・。
キャスト練習だけで新品のペンシルポッパーはボロボロ。
ここでも人間の「慣れ」の可能性に驚くばかりですが、なにしろもう時間が少ししかない。フライでビィヤオ(牙ナマズ)も釣らなきゃいけないし、そのためのタイイング、キャス練もしかり。また、プラーカァーオ(ワラゴアッツー)の夜釣り(ルアー)も挑戦中だ。釣りに忙しすぎるけど、こんな釣り好きにとって恵まれた時間環境で「金ない金ない」と愚痴だけ言ってられない。
予約したボートはプーケットで毎年11月に行われる釣りトーナメントで去年今年とGT部門2連覇のデキるガイドチームだ。あとは釣り人側の意識と努力のみ。
ところで今回GT初挑戦の悪友Kよ、パスポートはもう取れたのかい?リール新調もいいけど、それが一番心配だわ・・・。

0