以前、スーパー等で買い物をするときは賞味期限の残り日数の少ない物から購入する事もエコだとテレビか何かで見た様な記憶があります。
間違っているかもしれないけど、「日本では半分の食料が食べられないで捨てられている」と言う。。
我輩も購入する時は、考えて期限切れまじかの物を購入しています。もちろん当日が期限日だったら販売価格が安い事もありますしね。
スーパーやコンビニでは商品が売れ切れにならない様に多くの食材が並んでいけどもちろん消費期限切れの商品は捨てられてしまいます。
皆さんも、もちろんそれ位の事は解っていると思うけど捨てられている物を実際見た事がありますか?
我輩は以前、清掃のアルバイトをしていて百貨店やスーパー等に入った時にゴミとしてコンテナに山になって捨てられていた消費期限切れのパン、コロッケ等の揚げ物や総菜等を見た事があります。
すごい量でした。あまりの量にすこし立ち止まって眺めていたらそこの警備の方に「持って行かれんがいぞ!」と冗談まじりで注意された事がありました。
みんな「もったいない」と解っているけど消費者の意識改革が無いとこの問題は無くならないと思います。
それか、本当に食糧難にならないとダメなのかな?
ネットで調べてみました。
そうしたら、冒頭で「日本では半分の食料が食べられないで捨てられている」というのを説明していたと思われる人の
取材記事を見つけた。
いつか原文が削除されるかもしれないので以下コピペで(^_^;)
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増える「食べ残し」
81年28%→02年39%
豊かになった日本人の食生活の裏で、無駄に捨てられてしまう食品が減らない。どうすれば、捨てずに済むのか。課題や解決策を考える。
清掃工場の車庫に集められたゴミ袋は100袋。ここから食べ物だけを取り出して、さらに仕分けする。
出てくる出てくる。ご飯や野菜くず、パンやお菓子……。手つかずのパック入りソーセージや豆腐、生卵も目立つ。
石川県立大学教授の高月紘さん(廃棄物学)は、家庭の生ゴミを集めて内容を分析する調査を、京大教授時代の1981年から5年に1度、京都市内で続けている。
「飽食の時代」と言われる日本の実情を正確につかむには、「家庭の台所から出る生ゴミの実態を調べるのがいちばん」と思ったからだ。
研究室の学生も動員し、市と共同で住民の了解を得て行っているが、「汚いし、におうし、調査には相当の覚悟がいる。誰も調べたことがありませんでした」。
その結果、見えてきたのは、野菜の皮など調理で出るくずや、茶殻などをのぞいた「食べ残し」の割合の増加だ。81年の27・8%から、2002年には38・8%に増えた。
買ってきたままの状態でゴミに出された食品も02年の調査で11%あった。それらの賞味期限を調べたら、6割が期限切れより前だったという。
「日本は食料の大半を輸入に依存しながら、一方でこんなに食品を捨てている」と高月さんは嘆く。
国民1人1日あたりの食品の供給熱量から、実際に食べた摂取熱量を引いた値は、2004年度が662キロ・カロリー。1975年度の329キロ・カロリーの2倍以上に増えた。毎日ほぼ1食分の食品が無駄に捨てられている計算になるそうだ。
◆注文後の調理頻繁なチェック 努力始めた企業も
捨てられるのは家庭からばかりではない。出来たてでなくなったファストフードや、期限切れが近づいた総菜……。売れ残った食品が、店からゴミとして捨てられている。
そんな状況を変えようと、まずは企業が動き出した。5年前に施行された「食品リサイクル法」で、食品廃棄物を今年度までに20%以上減らすよう業者に義務づけたからだ。
日本マクドナルドは、「作り置き」にして10分後に廃棄していたハンバーガーの調理法を見直し、注文を受けてから調理するシステムを昨年から、ほぼ全店で導入した。
コンビニのセブン―イレブン・ジャパンは、昨年からおにぎりなどの消費期限のチェック回数を増やし、期限の2時間前にならないと棚から回収しないようにした。
ただこうした試みはまだ少ない。社会の目は、余った食品を肥料や飼料として再利用するリサイクルに向きがちだ。同法が義務付けた減量も、実際にはほとんどの企業がリサイクル主体でまかなっている。環境ジャーナリストの崎田裕子さんは「食品を大切にするために、食べ残しや売れ残り自体を減らそうという視点が足りない」と指摘する。
そんな現状に、崎田さんら有識者で構成する環境省の検討会は先月、廃棄物を出さないようにすることが「第一に優先される」とする報告書をまとめた。売れ残りなどを減らす独自の目標値を事業者に課すことを提案。これと連動した“もったいない”意識の喚起を消費者にも求めている。
毎日「1人1食」ゴミに
◆廃棄減らすには
店側「期限近い品から購入を」
「パック詰め量減らして」消費者
消費者や食品を扱う業者は、食品を捨てることについて、どう考えているのだろうか。
兵庫県消費者団体連絡協議会は、昨年から今年にかけ、県内の消費者約2600人と、食品を扱うスーパーやコンビニ、デパートなど85店舗を対象に、その実態と意識を探る調査を実施した。
食品の廃棄について、消費者の87%、店舗も75%が「もったいない」と答えた。しかし双方ともそう思いつつも、実際には必要以上の食品が売買され、捨てられている状況が浮かび上がってきた。
「食品を食べずに捨てることがたまにある」と答えた消費者は62%。その理由として「賞味期限が過ぎた」(59%)、「作り過ぎた」(24%)、「買い過ぎて余った」(21%)ことなどを挙げた。
一方、店側も、販売期限を過ぎた売れ残り食品の扱いについて、85店中79店が一部または全部を「ゴミとして廃棄している」と回答。その理由として、店側からは「消費者に品薄感を与えないようにしないと買ってもらえない」「賞味期限に近い食品から購入する意識がないと、捨てる量は減らない」などの本音が聞かれた。
これに対し、消費者からは「量の多いパック詰めをやめて、量り売りに変えてほしい」「賞味期限が近づいた商品はどんどん安売りしてほしい」といった要望が相次いだ。
「現状を変えるためには、消費者と業者がもっと話し合うことが必要だとわかりました」と協議会の幡井政子会長は話す。そこで、協議会はアンケート実施後の今年3月、食品を扱う店の担当者や消費者ら約300人を集めた「『食』のもったいないフォーラム」を神戸市内で開いた。
こうした場を繰り返し設け、消費者も業者も取り組める具体的な行動提案を行っていく考えだ。
NPO法人「環境文明21」専務理事の藤村コノヱさんは「食品が捨てられる理由などについて、お互いに把握する場ができるのはいいこと。食品の製造業者や外食店も加わってほしい」と、このような動きが全国に広がることを期待する。
「日本人は、いつでも好きなだけ食べ物が手に入る便利な食生活に慣れ、余ったものが捨てられることに鈍感になっている。無駄な生産や消費を容認してきた価値観を変えて、それが成り立つ社会をみんなで作っていくことが必要です」と、藤村さんは話す。
(2006年9月13日 読売新聞)
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以前、日本を愛せない我輩と書いた事があるけど今の日本って病んでいると思う。。
でも今の社会を作った政治家と企業。そしてそれに慣れてしまった国民。。
そろそろ意識改革しないと食料事情はまじでやばい未来が来るんじゃないかな?
戦後の厳しい社会を生き抜いたおじいちゃんやおばあちゃんは嘆いています。

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