前回の手紙でも書いたのですが、ヘッドの掃除をしたデッキはまだ調子が悪いままでした。
ヘッド掃除して最初の1,2分はいいのですがそのまま再生していくと画像が乱れます。
テープが悪いのかとも思い、他で録画したテープを再生してみるとやはり3倍モード用のヘッドが汚れてるみたいでした。
余談ですが、VHSとβのドラムの構造って原理は同じ回転ヘッドだと思っていましたが、VHSは上部半分のドラムとヘッドが一体化していてこれが回転しますが、βはドラムは回転しません。
ドラムの中のヘッドのみが回転しています。
VHSの再生ボタンを押すとすぐに再生が始まるクイックスタートも、はぐって原理を見れば簡単なこと。
テープを入れた時点でもう回転したドラムに接していてテープの画像が表示されていないだけの一時停止状態。これならすぐに再生できるわけだ(笑)というかこれを最新技術のようにクイックスタートと言う名前まで付けて宣伝しているVHSさん、お粗末すぎますよ。
確かに初期型VHSは再生ボタンを押してからテープをカセットから引き出してました。
次の段階で、βのローディング技術を使いテープを入れた段階でテープを引き出すβ方式に。
そして今の段階? テープを引き出した上に再生一時停止状態で待機して再生ボタンを押すとすぐに再生できる形に。。
一応テープ保護のために、しばらくほっておけばヘッドの回転は止まりますが、その後テープから離れるのでしょうか?私の機械ではヘッドにテープが付いたまま停止していますがこの状態でヘッド大丈夫なんだろうか? 消磁対策してんのか? 1万円台のデッキじゃーそれは無理か(笑)
というか、高級機はヘッドから離れてテープ待機していてなおかつ、消磁ヘッド機能まであるのだろうか。。 無いだろーな〜。 最近は20万円ぐらいの高級機でもツインFEヘッドが省略されてるのもあるからね〜。
これでは、テープが痛みます。 βはそんなんじゃなく、ヘッドに触れる寸前までテープを引っぱり出しますが再生まで触れません。 消磁?それは解りません。
VHS VS β、ビクターVSソニー、技術面ではやはりβの方が確かに上ですね。
違いは、ビクターが採算度外視で惜しまないで技術公開して世界規格にしてしまった戦略勝ちという結果になりましたが、このβの技術はソニーではVHSデッキには採用されているのだろうか。。 ドラムヘッドに関してはドラムとヘッドが一緒に回転してました。
話を戻して(笑)実は、今掃除がうまくいったか、試しに30分録画中です。
ヘッドクリーナー、綿棒を使いヘッドを掃除してもノイズが入るのでもう修理かな…と思った瞬間、「どーせ修理に出すんなら、ドラムを分解して中まで掃除してやる!」と思ってしまいました。
後は内部に鉄粉かほこりがじゃましてるぐらいしか原因が無いので、綿棒で掃除したときか汚れが内部にこびりついた位しか考えられない。
内部にはネジを4つはずすだけで簡単に取れました。 ドラムの中って精密な物と思っていましたが簡単な構造でした。 ヘッドと回転ドラムの外周との合わせの調整はやはりデリケートなのかネジ自体通常のネジでははずせない特殊な物になっていました。 内部を掃除しているときに会社で使っている検査用拡大鏡をすごく使いたかった。もしこれでダメだったら、来週深夜勤ですから休憩時間にでもヘッドを持ち込んで掃除しようかとも考えています。
さて、結果は?
巻き戻して再生してみましたらいい感じです。これでしばらく様子をまた見てみます。
しかしメーカー修理に出せばこれで、1万前後をヘッド掃除だけで取られるんだろうな。。
ヘッド交換になると今ならこれにプラス1万ぐらいかな〜 でもこれなら今のデッキが買えてお釣りが来る。
どちらにしても1万円以上の修理代を出すぐらいなら安いデッキを買いますよね。みなさん。

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