小鉄和広は10月23日(土)・24日(日)、二期会21のマネージメントにより、
和光市民文化センター・サンアゼリアにて和田薫氏の新作、
童謡詩劇「うずら」に学校の先生役で出演いたしました。
作曲は和田薫氏、洗練された構成、簡潔で効果的なオーケストレーション、童謡を基調とした豊かな叙情性で、堅実な成功を得ていました。
演出は青年座の黒岩亮氏、作品に誠実な手法、また小鉄個人としても台詞の真実味について発見をさせていただきました。
主演の綱島郷太郎氏の、稽古場であるいは舞台袖で、本番に向けて稽古を重ねる姿をじっくり観察することができたのは、とても面白かったです。オペラという、すでに音楽で輪郭を描かれている役を演じるものとは違う、体ごと役にぶつかっていく、といった「俳優の仕事」を垣間見ることができました。
その中で、主人公の思い出の中の「ヒゲとメガネ」の「先生」役を私は演じましたが、日ごろのオペラとは違う作品・環境の中、とまどいつつも、楽日にはやっとふっきれて楽しめました。
写真は、主催者公式ページ等でアップされたら、あらためて紹介いたします。