小鉄和広の出身地、鳥取県境港市にて、エンリーコ・カルーソ賞受賞記念のコンサートをおこないました。

ホール開館15周年の記念でもあり、またイタリアのネットゥーノ市の特別協賛による貴重な機会でした。

島崎智子の蝶々さん、小鉄和広のシャープレスで、「手紙の二重唱」。
シャープレスの読む、ピンカートンからの手紙を覗き込んでいる蝶々さん。

子どもを抱き、高らかに歌う蝶々さんと、それを痛ましげに見るシャープレス。

蝶々さんの、子どもへの優しい眼差し。

テノールのファビオ・アンドレオッティと、境港市のシンフォニー少年少女合唱団の共演による「サンタ・ルチア」。素直で明るい声の素敵な合唱団。

「女心の歌」等イタリアのオペラを熱唱するアンドレオッティ。

いつもながら繊細で堅実な伴奏を披露するピアニスト、山口佳代。

「ラ・ジョコンダ」より、復讐に思いを馳せるアルヴィーゼのアリアを歌う小鉄。

地元民謡「貝殻節」、「椿姫」の「乾杯の歌」他のアンコールののち、盛大な拍手と声援の中、終了いたしました。
この場を借りて、ご来場の皆様と、制作に携わった皆様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
アンドレオッティはハードなスケジュールと時差の中、移動を挟んだ二日連続公演をみごとにこなしました。
彼は、バリトンのレオナルド・ガレアッツィとともに、来春再来日の予定です。