東京オペラ

「男を磨く知的エンタテインメント誌」REAL NIKKEI Style のvol.4 Early Spring 2009 号が日本経済新聞出版社より発行されました。
　誌上に“What's Opera vol.1 小鉄和広が伝授するオペラ新解釈”が載っておりますので、書店にてお求め頂ければありがたく存じます。
　ゲストに東ちづるさんをお迎えし、正直緊張しましたが、我ながらまずまず愉しい内容に仕上がったかな、と思います。
　ただツーショット写真が、あまりに自分の顔がでかいので、おもわず苦笑…でも東さんが隣ではしょうがないとあきらめました。
　“vol.1"ということですので、続編も予定されています。次回以降は何から話そうか、あれもこれもと、迷っています。

　一昨年、昨年に引き続いて来日するイタリアのテノール、ファビオ･アンドレオッティの歌唱が数多くYOU TUBEにアップ・ロードされています。
　その中から２つをお知らせいたします。

チレア「アルルの女」より「フェデリーコの嘆き」
http://it.youtube.com/watch?v=vycE_LyVZAQ

ポピュラー歌手アメデオ･ミンギとデュエット
「ウン･ヌオーヴォ･アミーコ（新しい友）」
http://it.youtube.com/watch?v=uhAgqrR4dzs

名テノール達の「フェデリーコ」もYOU TUBE上で比較できます。
ミンギとのデュエットは、パヴァロッティ等彼の先輩たちもおこなった、オペラ以外の歌とのコラボレーションです。

彼の歌唱は、以下の日程で日本で聴くことが出来ます。
2009年3月
22日（日）　りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館　（新潟）
24日（火）　銀座　王子ホール
28日（土）　銀座　王子ホール
29日（日）　イタリア文化会館　東京
他


写真は前回来日時。
左からヴァイオリンの徳永慶子、テノールのファビオ･アンドレオッティ、
ローマ歌劇場総裁フランチェスコ・エルナーニ、ソプラノの嶋村友美。

　東京オペラグループ　勉強会　第9期通年コース　修了公演
「フィガロの結婚」

W.A.モーツァルト作曲　/　L.ダ･ポンテ台本
イタリア語原語上演・字幕付　ピアノ伴奏による簡略公演

東京オペラグループは2000年に若手研鑽の場・勉強会を設置。本公演をもって9年間にわたった勉強会の活動は終了します。今後、東京オペラグループは若手活躍の場として活動領域をさらに広げてまいります。今後ともどうぞ宜しくお願いします。


3月9日（月）
伯爵夫人　　 河内夏美（二幕） 渡辺早織（三･四幕）
伯爵　　　　　　　　　　　　　大井哲也*
スザンナ 篠原里佳（一･二幕）田村章子（三幕）大熊絢子（四幕）
フィガロ　　　　　　　　　　　井上雅人*
ケルビーノ　　　　　　　　　　松本やすこ
マルチェリーナ　　　　　　　　熊井千春
バルバリーナ　　　　　　　　　武田絵美
バジリオ／クルツィオ　　　　　布施雅也*
バルトロ／アントニオ　　　　　安東玄人*
花娘　　　　　　　　　　　　　関口桃子*

10日（火）
伯爵夫人　　　　　 メンサー華子（二･三幕）加藤　香（四幕）
伯爵　　　　　　　　　　　　　真鍋　裕*
スザンナ　　　　 篠原里佳（一幕）長朋瑠璃（二･三･四幕）
フィガロ　　　　　　　　　　　大川　博*
ケルビーノ　　　　　　　　　　池野博子*
マルチェリーナ　　　　　　　　冨田真理*
バルバリーナ　　　　　　　　　関口桃子*
バジリオ／クルツィオ　　　　　千葉裕輔*
バルトロ／アントニオ　　　　　安東玄人*
花娘　　　　　　　　　　　　　武田絵美
　　　　　　　　*印は賛助出演

指揮・演出　小鉄和広（主任講師）
ピアノ　9日　山口佳代（講師）　10日　相田久美子（講師）
衣裳コーディネート　倉岡智一

とき　　2009年3月9日（月）・10日（火）　両日　開場17:30　開演18:00
ところ　日暮里サニーホール
荒川区東日暮里5−50−5　ホテルラングウッド４階
　　　　　　JR･京成　日暮里駅より徒歩2分（最短：JR南口改札）

入場料　前売2,000円　当日2,500円　（全席自由）

主催　東京オペラ
協賛　インフォメーション・ディベロプメント　東京オペラファンクラブ

チケットお求め・お問い合わせ
　090-9979-3251（監物）/　info@tokyoopera.com

　ローマ生まれのルイージ･エスポジトはピットグラフィコという、絵画的な楽譜を使用するスタイルを好むイタリアの現代作曲家。
　05年11月14日銀座王子ホールでおこなった東京オペラ主催「東京オペラグループ特別コンサート　ヴェネツィアとナポリ楽派　その過去と未来」にて、彼のFrantumazioniという作品を日本初演したのだが、その録画がYOU TUBEにアップロードされた。
　題名は「砕石」という意味で、ナポリ近郊アヴェルサのD.チマローザの生家の屋根が崩落した衝撃を題材とした小品である。
　指揮マリーノ･バラテッロ　演奏　リマト室内合奏団　フルート　白尾　隆　チェンバロ　山口佳代
　
　･･･ところで、上の写真は06年夏に彼の車で小鉄がカプアにある円形古代劇場跡を訪れた際のもの。いい大人の男が肩を組んで写真をとってもおかしくないのがイタリアである。日本で今冷静に眺めると暑苦しいが･･･コンサートの際に来日したエスポジトと小鉄は、ご覧の通りその後も交友関係を続けており、近い将来に協力して新作を生み出すべく、話し合いを続けている。二人で夜のナポリをうろついたり、ローマで愉しく飯を食ってるように見えても、それはあくまで芸術論を戦わせているということにしておきたい。

YOU TUBEのリンク：
http://it.youtube.com/watch?v=b9djiuFx-rc

　昨年12月22日、サントリーホール･ブルーローズでおこなった「東京オペラ　アルバ音楽祭in Japan」の公演写真です。
　一昨年、昨年とイタリアのアルバ音楽祭に招待された東京オペラが、東京でおこなったこのコンサート。サントリーホール一杯のお客様に、北イタリアの避暑地のコンサートの気分を味わっていただけたのでは？


司会の金子あい


バイオリン独奏　徳永慶子


フルート独奏　ジュゼッペ・ノーヴァ　ピアノ伴奏　山口佳代


「奥様女中」セルピーナ嶋村友美　ウベルト小鉄和広　ヴェスポーネ新井英夫

　写真には写っていませんが、「奥様女中」にはリマト室内合奏団が共演してくれました。

　アルバ音楽祭と東京オペラの今後のさらなる協力関係について、ジュゼッペ･ノーヴァと小鉄和広は常に話し合いを続けています。

　2009年初ブログは、昨年12月23日に東京オペラ主催、シェ松尾協賛、シェ松尾・青山サロンにておこなったAllegro con Gusto ‐美食と音楽の贈り物‐の報告です。

　東京オペラは昨年の3月17日、代官山のイタリア料理の名店・リストランテASOにてのディナーコンサートの制作を担当し、成功したのをきっかけに、音楽と料理のコラボレーションのブランドとしてAllegro con Gustoをたちあげることといたしました。

　その第一回としておこなったのが、シェ松尾の素晴らしい青山サロンにてのランチ付コンサート。愉しいコンサートに本物の料理。そしてお名前は伏せますが素敵なゲストまでお迎えし、お客様全員に満足していただけたのでは、と自負しております。

　オペラに親しむためのお洒落な入門の方法として、今後も一流のレストランとのコラボレーションをすすめてまいります。


オペラに因んだフルート曲で名人芸を披露したジュゼッペ・ノーヴァ氏。
アルバ音楽祭芸術監督の彼は、東京オペラの招きで来日を重ねている。


オペラ「蝶々夫人」のアリア等を澄んだ声で歌い上げたソプラノの鳥屋有紀子。


オペラ「カルメン」のアリア等を歌った妖艶なメゾ･ソプラノの栗田真帆。


シェ松尾･青山サロンのシックな舞台でお客様から拍手をいただく出演者全員。
ピアノでサポート、そしてソロも弾いたのは白取晃司。