昨年夏、ペルゴレージ作曲と伝わる「焼餅亭主」(Il Geloso Schernito)で参加したアルバ音楽祭に、東京オペラは本年夏も参加してまいりました。今回はインフォメーション・ディベロプメントより特別協賛をいただき、さらに気を引き締めての遠征でした。とは言うものの、仲間達との美食と美酒の地への旅、充分に愉しんだのも事実です。
まずは7月19日(土)アルバ近郊のヴェッツァにて。前半は徳永慶子のヴァイオリンと山口佳代のピアノによる、ラヴェルとイザイのショート・プロ。後半は嶋村友美のセルピーナ、私小鉄和広の演出兼ウベルト、新井英夫のヴェスポーネ、そして山口佳代の伴奏でペルゴレージ「奥様女中」。残念ながら今年はオーケストラではなく、ピアノによる伴奏でしたが、山口佳代の完璧なサポートにより、音楽を乱すことなく会場の教会中を縦横に動き回りながら、愉しい舞台が公演できたと思います。写真は公演直前、会場の教会入り口にて。
中3日おいて、23日(水)、同じく近郊のトレイソにて。昨年お会いした市長にも暖かく出迎えていただき、嶋村、私、山口で歌とピアノのコンサートを行ないました。
2公演とも立ち見の出る入り、スタンディングの拍手。
お客さんは熱心で優しい。食事はおいしいし、ワインは安くてうまい。葡萄畑の丘の上にお城がある景色は最高。ホテルは清潔で親切。天気は良くて涼しい。
なんていい処なんだ、アルバ!!
