今月で夢プロが無事終わり、今日は総括をしました。
夢プロの目的
地元の住民・医療・保健・福祉・行政が地域医療について共に学び、
身の丈にあったあった地域医療システム及び中核施設を描く。
また、一連のプロセスにおいて、以下の目標を達成する。
目標
@地域医療の再生・再構築のために知恵を出す住民を育てる。
A地域医療の実態を踏まえた、安定した医療提供体制の構築と医療体制を踏まえた一般市民の受療行動の変容をはかる。
B医療・保健・福祉の協働による、地域ぐるみの病気予防、重症化予防に取り組む。
という、それぞれの目標に対して、どのくらい達成できたかを振り返りました。
@については、延べ433名の参加者があり、内5回以上参加した方が30名いました。
アンケートを見ていても、
今まで関心がなかったことや、知らなかったことを、この夢プロで知ることが出来た
という感想
自分とは違う職種の人と、話し合いをする経験がとても良かった
という感想
等が沢山ありました。
100点満点で、60点というところでしょうか。
Aに関しては、受療行動そのものの土台となる医師患者関係について、良い関係を作っていこうとする姿勢が参加者の中に育ってきました。
Bについては、まずは限られている医療資源を有効に活用するために
かかりつけ医を持つようにしよう、
休日夜間は、本当に必要なときだけ医療にかかるようにしよう
といったことを参加者で確認することが出来ました。
また、
医療、福祉、健康づくりが一体であることを理解しよう
健康は人任せではなく自分で守るもの
等も大切なことです
(7つの約束、6つのマイチャレンジにまとめています)
こうして、夢プロの評価をする中で、
さて次年度に向けて何をしていったらいいのか?
メンバーで自由な意見交換をしました。
この地域では、介護に関する事業所は結構あって、
都市部の地域よりも在宅での療養はしやすいのですが、
実際にそうした事業所や、支援のネットワークについての情報が
あまり行き渡っていません。
医療に限っても
どこの医療機関が、どんな医療をしているか
行政やいろいろな機関が行なっている相談サービスなどについても
どこに行ったら情報が得られるのか
一般の人はあまり知りません。
こうした今あるサービスの情報をきちんと伝えていくことが必要だね、と話し合いました。
また、その際に、住民の視点に立った分かりやすい情報
役に立つ情報とはどのような情報なのかを皆で考えて
使い勝手のよい情報を作っていきたいという意見も出ました。
今年度は、夢プロという大きなイベントを実施しましたが、
これはお客さんに来てもらうタイプの情報発信であり、対話の場の提供でした。
来年度は
こちらから、もっと地域に出かけて行きたいね。
そのような話し合いもしました。
もうすぐ新年度です。
また、育てる会は今年度とは違った色合いの活動を展開していくことになりそうです。
その中でも、
私個人としては
レジデントのコミュニケーションスキル研修
クローバーの発行
を大切に続けていきたいと思っています。

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