「市民と医療者が、一緒にメディエーションを学びました」
育てる会の活動
以前から
医療者と患者の双方が納得できる問題解決の場がある地域は、医師が集まる地域になる!!と思っていた私は
自分なりにADRやメディエーションをもっと勉強したいな、と思っていました。
不思議なご縁が重なって
やっと、やっと
病院の職員の方々(医師・看護師・検査技師・事務職)と
一般市民が
一緒に医療メディエーションについて学ぶ講習会を開くことが出来ました。
現在、メディエーターになることが出来る方は
医療機関の職員に限られています。
昨日参加された一般市民の中には
医療メディエーターになるために
まず、医療機関に就職したい
そのためにソーシャルワーカーなどの職種に必要な
社会福祉士の資格を取りたい
と勉強されている人もいました。
ご家族が医療者で、医療の現場での医師と患者の関係をもっと良くしていきたい、
と勉強中の学生さんもいました。
私は、私なりに
資格はなくても
立場の違う人が分かり合える橋渡しをするようなことが出来たらいいな、と思っています。
一人ひとりが、このようなことが出来たら
きっと誤解も減るし、衝突や深刻な対立になる前に
お互いに分かり合えるのではないかと思います。
13時から17時までの4時間、とても中身の濃い講習でした。
特にロールプレイでは、
医療者が患者役になり
一般市民が医療機関の職員になって
対立場面を演じてみました。
その中で、それぞれが自分の心の動きを感じ、
いろいろな気づきを得ていきます。
迫真の患者さんを演じているドクターの迫力を見て
日ごろのご苦労を感じたり
いつもは患者になるだけの私たちが
患者のクレームを受ける立場を経験(擬似ですが)することで
本当にいろいろな「理解」が芽生えると思います。
地域の医療を良くしたいと思うなら
医療者と地域の住民が、一緒にメディエーションを学ぶ!!
これは絶対、お勧めですよ!!

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