千葉・成田に医学部新設へ…国家戦略特区活用で
政府は31日、千葉県成田市に大学の医学部新設を認める方針を決めた。
地域限定で規制緩和する国家戦略特区制度を活用する。
国際的医療拠点として、海外から優秀な留学生や外国人教員を招き、2017年4月の開学を目指す。
政府と市、医療関係者などで作る国家戦略特区会議の分科会が31日開かれ、医学部新設を認めることで一致した。
新設学部は、
〈1〉海外で診療や教育の経験がある教員を確保
〈2〉授業の多くを英語で実施
〈3〉公衆衛生に関する専門職大学院を設置
――するとした。
併設の大学病院では、成田空港に近い立地をいかし、海外から患者を積極的に受け入れて高度医療を施す「医療ツーリズム」を行うことも想定している。
(2015年8月1日 読売新聞)
これだけの情報で判断するのは難しいのですが、どうも、国内の患者を対象にしている医師育成ではないような印象を受けます。
医師が1人前になるには10年かかると言われていますから、
今から10年後の国内にはある程度医師が充足している
海外からの患者を呼びこんで、医療を産業として発展させたい
というねらいがあるのでしょうか。

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