強風(というか、暴風)が吹き荒れる中、
電車で行くのを自動車に切り替えて
千葉市の地域の医療を考えるシンポジウムに行ってきました。
人口推計をはじめ様々なデータから、在宅医療にテーマを絞り
在宅の緩和ケアの具体的な事例を紹介していただき
地域で活動をされている住民の方々の助け合いや、
医療について考える勉強会などの取り組みについて
いろいろな立場の方からお話を聞きました。
2次医療圏の中で、
いつごろ、
何人ぐらいの入院が必要な患者ができて、
それに対してベッドはどの程度充足するのか
あるいは不足するのか
といった話を山武でも真剣に考えなくてはならないと思います。
今回のシンポジウムでは
ベッドが不足するから在宅を、という消極的な話と
在宅だからこそ、本人が最期まで納得できる人生を送れるという話の両方を聞くことができ
そういう意味でもバランスのとれたシンポジウムだったと思いました。
最後には事前指示書の話も出て、
自分が今後どのような医療を受けたいのか、受けたくないのか、
その受けたいと思っている医療を受けることができる地域なのか
そんなことを考える大切な材料をたくさん提示してもらった気がします。
初めて、こうした話に触れる人にとっては
ちょっと「放り出された」「答えをもらえなかった」といった違和感があったかもしれません。
今までは、医療や行政が出してくれる答えを、住民は批評していればよかったのですからね。
千葉市では、来年度以降、今回のようなシンポジウムと並行してワークショップなども行っていくそうです。
これからもせっせと、東金から出かけて勉強させていただこうと思っています。
担当のみなさん、お疲れ様でした。
「千葉市でもやっているのだから、東金でもやりましょう!」と提案をしていきたいです。

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