城西国際大学薬学部の地域医療特論演習を聴講しました。
昨年はスピーカーとしてお招きをいただきましたが、早くも1年が過ぎたのですね。
今日の講師は
秋田県大仙市で薬局を営んでいらっしゃる
畠中岳(たかし)先生と
山武市のさんむ医療センターにお勤めの
加藤久勝先生のお二人でした。
限られた時間の中で盛りだくさんのお話でした。
薬学部の学生さんが主な対象の授業なので
専門的な話はよくわかりませんでしたが
薬剤師さんが患者さんとかかわって
薬の副作用の有無や、相互作用の確認などをするお話が
とても興味深かったです。
事例の中で
薬によって状態が悪くなっている患者さんが
薬剤師さんと、主治医の先生のやり取りで薬を変更したり減らしたりして
状態がよくなったお話を伺いました。
中には、十数種類薬を飲んでいたのが
その半分以下に薬を整理した結果
健康状態がよくなったという人もいました。
医療のお世話になっている人のほとんどの人たちが
薬を飲んだり、注射をしたりと
薬のお世話になっています。
その薬の専門家がそばにいて、体の変化に気を配ってくれたり
相談に乗ってくれたりするなら
患者も安心して薬を飲むことができると思いました。
そうすれば
「こんなにたくさん飲んだら体に悪いだろうから」
などと言った漠然とした不安感で
薬を勝手にやめたり減らしたりする患者も減るでしょう。
また、在宅で生活をしている人たちを支える
様々な職種の方々に連絡を取りながら
医療をし、
また勉強会をしているお話を聞きました。
薬剤師さんが地域の「つなぎ役」をしておられました。
薬剤師さんという職業は、
これからますます
身近な、重要なお仕事になってくると思いました。

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