NHKのチーフディレクター米原尚志さんを講師にお招きし、
地域医療を考える医療者と住民のつどい2
を開催しました。
雨がやんで、どんどん蒸し暑くなってきたお昼から
会場の準備や資料の確認をしました。
「つどい1」で慣れているせいか、スタッフの動きはとてもスムーズで
講師の米原さんが到着するまでに作業完了、座って雑談をするゆとりもありました。
米原さんとの打ち合わせを終えて、さて、本番。
時間通りにスタートし、米原さんの講演。
さすがテレビ番組を制作している方だけあって
話の組み立ても、プレゼンテーションのスライドも、とても引き込まれる内容でした。
1時間20分ほどのお話でしたが、あっという間。
会場に来ていた参加者も、しきりにうなずきながら真剣な表情で聞き入っていました。
実は前回の「つどい1」を参考に、
70部の資料を用意しました。
ところが
たくさんの方が続々と集まり、
最初に用意していた席では足らない。
後ろのほうのスペースがキツキツで
もう少し前につめてください。とお願いし、
しばらくしたら
「藤本さん、資料がなくなりました」
急遽スタッフがコンビニに走り、追加の資料をコピー。
今まで何度もイベントを開催しましたが、
用意していた資料が足りなくなったのは今回が初めてです。
講演のあとは、会場の設定を車座に変えて
参加者全員が輪になった座談会。
病院建設計画が進む私たちの地域では、
行政が作った案では不安な点がたくさんあるのですが、
どうも住民の不安や疑問に行政が真摯に答えている感じがしません。
「だいじょうぶか?」「大丈夫です」のやり取りが繰り返されているだけ。
ここをどう打開すればよいのか・・・それが座談会での一番のテーマとなりました。
医療をテーマにしてはいますが、地方自治、まちづくりの問題ということですね。
これは、はっきり言ってスマートな方法や、絶対にうまくいく方法はない。
地域で汗かいて、知恵を絞って、試行錯誤していくしかない。
そんな結論になりました。
それぞれ、疑問や不安があるのですから、そこから出発して
具体的なアイディアを作っていくことが求められています。
そのことを再確認したイベントでした。
育てる会のこれからの歩みにもこのつどいで得たものを活かしていきたいと思っています。

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