成東病院 独法化後の名称承認
「さんむ医療センター」に
評価委初会合 人件費高いと指摘も
来年4月に地方独立行政法人化する、山武市の成東病院の評価委員会が25日、院内で初会合を開き、法人の名称を
「さんむ医療センター」とすることを承認した。
同市議会の議決を経て正式決定する予定という。
山武市が法人の設立団体であり、また、親しみやすいとして「さんむ」とひらがな表記にした。
医療センターにしたのは、山武郡市の地域医療の中核病院との位置づけからという。
理事長兼院長には成東病院の坂本昭雄病院長が就任する予定という。
同評価委は、同法人の業務実績を評価し、中期目標・中期計画などを協議し、市長に意見を具申する。
中期目標は3〜5年を期間と定め、業務の改善、効率化などを内容にし、その目標に従って具体的な中期計画が作成される。
委員は8人で、委員長には村上信乃・国保旭中央病院名誉院長が就任した。
初会合では、現状の人件費が高すぎるとの批判が出された。
同市の基本方針では、現在の職員はいったん整理退職扱いにして退職金を支払った後、再雇用する。
給与は現行を保障するため、委員からは現行の保障を見直すべきだとの発言があった。
(2009年11月26日 朝日新聞)

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