ちょうど仕事が休みの主人と、二人で映画「剣岳」を見に行きました。
(「剣岳」の公式サイトはこちら
http://www.tsurugidake.jp/)
主人と私は、映画に関しては全く趣味が合わなくて
彼は戦争ものが大好きで、
私はファンタジー系が好き。
結婚前に宮崎駿監督の「紅の豚」を見に行ったのですが、
彼は途中から熟睡してました。
今回は私の「山好き」と
木村監督のインタビューを主人がラジオで聞いて興味を持ったのとで
本当に久しぶりに「共通項」が見つかった感じです。
内容はサイトと原作にお任せすることにして
山に登るための道を見つけることそのものの困難にプラスして
いろいろな問題があるところを
とにかくこつこつと乗り越えていく
その人たちの強さと、心の通い合いに感動しました。
もちろん、迷ったり、悩んだり、やり場のない怒りを覚えたりと
それぞれがいろいろな問題を抱えているのですが、
「人は何をしたかではなく、何のためにしたのかが大事」
という言葉のとおり
それぞれが「何のためにこの山に登るのか」をつかんでいきます。
育てる会の活動も
「市民が何かをしたところで、病院の医者は増えっこない」といわれたところからのスタートでした。
私個人は、「子供達により良い地域を残すために自分に出来る事を精一杯やろう」
と思っていたことを今でも覚えています。
最後の方のシーンでは、
亡くなった父(山男でした)も、きっとここを歩いただろうなと思う場所が出てきて
感慨無量でした。
また、ずっと先頭に立って道案内をしていた人が、あと一息で頂上というところまで来たときにとった行動には、思わず涙が出ました。
2時間を越える映画でしたが、少しも長いと思わなかった。
とても元気をもらった映画でした。

2