昨日は東金病院でレジデント研修の日でした。
毎回、いろいろな場所からお客様が見学に来られるのですが、
昨日は
あの(と思わず言ってしまう)
NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル、と読みます)
http://www.coml.gr.jp/
の辻本好子さんがおいでになりました。
COMLの活動の詳細はホームページをご覧いただくとして、
私が育てる会を立ち上げたばかりのころ
COMLが医療者と患者のコミュニケーションをとても大切にしているところに深く感動しました。
「ああ、このようなすばらしい活動をしている人たちがいるんだ!!」
と、それはそれは、あこがれたのです。
このCOMLの辻本さんがおいでになるとうかがったときは
本当に、びっくりでした。
2011年に、「医療者のオリンピック」といわれている大きな大会を控えて
辻本さんはその実行委員のメンバーとして
地域医療を支える市民活動の交流や事例紹介をしたい
とお考えになったのだそうです。
そこで、東金の研修を見学に見えた、といういきさつでした。
1990年から19年、活動を続けてこられた辻本さんは、
とても優しい方で
人の話を熱心に、心をこめて聴いてくださる方でした。
たくさんの患者さんやそのご家族が、辻本さんにお話を聞いていただいて、次の一歩を踏み出していかれたのだろうと思います。
この日の研修では、レジデントの先生が
テキストのほかにわかりやすい資料を準備してくださって、
丁寧にお話をしてくださいました。
今回で3回目になるのですが、
今回は特に
心をこめてお話されていることがよく伝わってきました。
その様子を、辻本さんが
「本当にすんなりと、先生の言葉が心に入ってきました」
言っておられて、
コミュニケーションって、やっぱり「心と心の交換」なんだな〜
と実感しました。
忙しさにかまけて、
単なる情報伝達にとどまってしまいがちなやり取りに
心をこめることの美しさと、
そこから生まれるパワーを感じた一日でした。
その後の懇親会までお付き合いいただいた辻本さん、ありがとうございました。

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