9月21日の記事で、千葉県内の妊婦救急搬送受け入れについて書きました。
クローバーの配布対象地域である、千葉県山武郡市ではどのような状況になっているのかを取材しました。
昨日は、産婦人科医の秋葉先生。
今日は、救急搬送を受け持っている山武郡市広域行政組合の警防課の鈴木さん。
詳細は、出来上がった記事をお楽しみに、ということなのですが、
びっくりしたのが
「行政は、お産を取り扱っている医療機関の把握をしていない」ということ。
この地域では、産婦人科を標榜しつつも医師の高齢化などさまざまな事情で
お産を取りやめた医療機関があります。
「○○先生も去年いっぱいで取りやめだって」
といった噂をあちこちで聞いていたので、
この際だからと山武健康福祉センター(旧保健所)に問い合わせてみました。
(広域行政組合の警防課の方が持っているデータは、山武健康福祉センターからのものだったので、こちらに問い合わせしました)
で、びっくりしたのは
「産科・婦人科を
標榜している医療機関は把握していますが、
実際にお産を取り扱っているかどうかは分かりません」
というお返事が返ってきたこと。
仕方がないので、その「標榜」をしている医療機関に問い合わせの電話をかけました。
(もともとの数が少ないので、そんなに手間ではありませんでしたが)
行政のデータでは10件あった「産科・産婦人科標榜医療機関」のうち
実際にお産を扱っているのは2件でした。
・・・激減、ですね。
行政の皆さん、実態把握は行政のお仕事ではないのでしょうか???

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