先週の土曜日、クローバー23号の印刷が終わりました。
2万枚の印刷をするのに片面だけで3時間半。
今までは2日で表と裏をすっていたので結構ハードでした。
今回は表の面を2日に分けたので、一回の作業時間が2時間弱となり、かなり楽。
ただ、裏の面は別。
クローバーは山武郡市内の各所に配布しているので、
枚数を数えて仕分けをして、梱包します。
この計数作業を印刷機にやってもらっているので
(つまり、枚数を印刷機に入力して、その枚数だけすって、それをそのまま梱包する)
裏の面は一気に印刷しないとかえってややこしくなります。
土曜日は裏面2万枚を一気に印刷しました。
暑い日で、汗をかきかきの作業。
この日はNHKの取材もあり、印刷作業を撮ってもらいました。
その後、少しだけインタビュー。
インタビューが終わった後、
「藤本さんは、どうして、そのように性善説に立てるのですか?」
ときかれました。
まあ、育てる会の活動の根本にあるのは、「理解」とか「対話」ですから、
そうした関係が成り立たない現場を知っている人から見れば
かなり楽天的な活動に見えるだろうと思うし、
自分自身、かなり楽天的なことをやっているなとも思います。
性善説・・ねえ。
ちょっと違うかな。
「人間は、本当は善か悪か」なんて、一面で考えること、できませんね。
「善も悪も」なんじゃないでしょうか。人間って。
私だって今はこうして「医師と患者が信頼しあえる関係を!」と言ったりしていますが、
家族の命にかかわるような状況になったときには
もっと不安になるだろうし、疑心暗鬼になるかもしれない。
でも、
「信頼しあえる関係を!!」と言っている私も、
不安で、疑心暗鬼になる私も、
どっちも本当の私だと思う。
もう何年も前、子供たちをつれて動物園に行ったとき。
「どうだった〜?」と聞いたら
3人とも感想が違うんですよね。
楽しかった〜と言う子もいれば、
あれがいやだった、これがつまらなかった、と
マイナスの面ばかりを上げる子。
同じ場所で、同じものを見ていたはずなのに
オプティミストの子とペシミストの子で、ぜんぜん感想が違うんですよ。
これって、人生にも当てはまるんじゃないかな?とそのとき思いました。
いいことも悪いこともある人生なら、いいところを拾って、覚えて生きたい。
悪いところはそれなりに心の隅にしまっておいて。
一人の人の中にもいいところと悪いところがあるなら、
その人のいいところに心を留めて、お付き合いしたい。
だめだめを拾っていくと、結局は自分の首を絞めてしまいますから。
これは「性善説」とはちと違うように思います。
質問されたときに即答できなかったこと。
今、やっと答えが出ました〜

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