(新聞記事より)
昨年7月、大幅修正案が出されたまま実質的な進展がなかった「山武地域医療センター計画(中央病院構想)」に、ここにきてまたかすかな光が差し、事態打開への糸口がほの見えてきたようだ。
12月の今年初の山武郡市市町長会議の後、出席首長間で問題の今後を話し合った結果、いくつかの合意点が得られ、方向性を探る動きが見られるようになった。
複数の関係筋によると「修正案(中央病院構想)をどうこうするというのではなく、この地域の中で何が問題(医療について)になっているかをもう一度考える。
この地域に救急(24時間、365日対応の)病院は必要。
救急病院は費用がかかり経営するのが難しいので、長生郡市に負担金を前提にして事業に参画してもらうよう働きかける。
また県も(長生郡市の参加を)推進してほしいので首長会から県に陳情する」などの点で意見の一致をみたという。
次回は2月13日の予定。
国の医療行政、県の病院行政、地域医療を取りまく状況は少子高齢化社会に伴い急テンポで変化を遂げ激しく動いてきた。
県立東金病院が建設34年を過ぎて老朽化して建て替えを迫られた平成15年、山武地域医療センター計画の基本的構想が芽生えた。
だがその後の山武地域の“病院力”の低下は著しい。
中央病院構想をめぐって“場所”、“財政”など重要な部分で首長間の意見不一致があり、今は構想自体が暗礁に乗り上げている。
今後の地域医療に真に必要なものはなにか、それは財政的に成り立つのか、将来構想と“今日の医療”の整合性は、など、改めて“明日の山武医療”を考える正念場の入り口にきているようだ。
(2007年1月22日 新千葉タイムス)
こういった情報は、三大新聞や千葉日報には見当たりませんね。
なぜでしょう。
行政も、もっと積極的に情報を出していただきたいと思います。

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