大網白里町の山辺地区社協が主催する、認知症の勉強会に行ってきました。
100円喫茶ということで、100円を払って、おいしい御茶屋、お茶菓子をいただきながらお話を聞きました。
県庁の高齢者福祉課のかたは、千葉県全体の、高齢者の数、認知症の方の数などを説明してくださいました。
かかりつけ医や、家族の方による、認知症の早期発見が大切とお話していました。
山辺地区社協の代表の方からは、山辺地区を「地域で認知症の方と家族を支える」コトを目指そうというお話を聞きました。
確かに、認知症の方を介護する家族の方の負担も大変なものです。
まして、誰にも相談することができないとなれば、泣く泣く施設に入ってもらうことにもなるでしょう。
「行政の手が届かないところに、地域住民の活動が起こるような手助けをするのが、社協の役割」との言葉に、大きくうなずいた私でした。
奥様が認知症である、という男性の方の体験談もありました。
最初は、親切に声をかけてくださる方々を疎ましく思ったとのこと。
しぶしぶ地域に出てみたところ、ご本人にも、奥様にも、時間のゆとりが生まれたとお話なさっていました。
「最初のおせっかいが大切なんだな〜」「でも、疎ましく思われても声をかけるのには勇気がいるな〜」と思いながら伺っていました。
そして最後はきみのもりクリニックの平井先生から、認知症についての判りやすいお話がありました。
65歳以上の人は10〜20人に一人が認知症で、85歳以上になると5〜6人に一人が認知症だとのことです。
誰でもなる可能性のある病気なのだというお話がありました。
地域で認知症を語り合う雰囲気ができることが、何よりの予防ですね。


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