この日は会場となる城西国際大学のオープンキャンパスの日でした。
沢山の高校生とその保護者さんが集まっていて、いつもとは違った雰囲気のキャンパス。
そんなキャンパスに、おなじみのメンバーが集まって、6回目の読書会でした。
今回は、テキストに紹介されている事例の中から、今一番有名なのではないかと思う
新宿区戸山団地の「暮らしの保健室」です。
つい最近も、NHKで取り上げられていましたね。
参加者は、このテキストに加えて、そうしたほかの媒体から「暮らしの保健室」について見聞きしている人たちばかりでした。
ですので、「暮らしの保健室」そのもののお話からどんどん発展して、
「自分たちの地域でこうした保健室をするとしたら」
という視点からのディスカッションがメインでした。
私たちの地域では、車がないと生活が成り立たないという所もたくさんあります。
(かく言う私も、そうした地域に住んでいます。歩いて行けるお店はコンビニだけ)
ですから、テキストにあるような素晴らしい場所ができたとして
そこにどうやって行ったらいいのか、という大問題があるのです。
移送サービスは、採算の面で今後は公助もあまり期待できないので
共助と、それを支えるシステムや制度はどうしたらよいのだろうか
そんなことを、あれこれ話し合いました。
また、立ち上げる人は必ずしも専門職である必要はないかもしれないが、
(新宿の「暮らしの保健室」は訪問看護を永年していた看護師さんが立ち上げ、
埼玉県幸手市の「暮らしの保健室」は医療機関が実施)
地域のことがよく見えている人であることは必須。
そこに、医療職の人たちが協力をしていく形でも良いのではないか、と言った話も出ました。
どこかに、そうした「非医療職」の方が立ち上げた「暮らしの保健室」があったら、見学させていただきたいなあと思いました。
この読書会も、残すところあと2回となりました
次回11月8日は、このテキスト「コミュニティヘルスのある社会へ」の著者、秋山美紀先生に
この本のテーマについてレクチャーしていただき、これまでのいろいろな事例を振り返りながらディスカッションをしていく予定です。
ご案内のチラシはこちら
v.pdfからダウンロードできます。
関心がある方は、是非おいで下さい。


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