当研究室では、最近のヒマラヤ氷河・氷河湖バブルに伴い、GPSの観測機器をわんさか買っています。
このうち、4台ある
ProMark3は既製のGPSで、とても多機能。でも、電池の消耗が早いのと、オンオフは人がやらねばならないので、不動基点でず〜〜〜っと(例えば最長2ヶ月くらい)計り続けるってのは無理。
で、業者さんにいろいろ相談に乗ってもらい、とにかく電気がきていて、スイッチが入っていれば計り続けるGPSってのを作ってもらいました。それがGEM1。
Puさんの立山調査でも大活躍!
ブータンではバッテリーとの相性がわるかったのか、動作が不安定だったようですが、ネパールでは、
ソーラーパネル − シールドバッテリ − GEM1
という組み合わせで問題なくデータが取れています。
cozy的にいたく気に入ったので、追加購入を進めているところなんですが、ここで、
生成されるファイル名が同じものができてしまう!
という問題があることに気付きました。
今のGEM1は、例えば
0580W01A.bin
というファイル名が生成されます。これは、
最初の4桁: GPSの週(いつからの?はよく知らない)
次の3桁: 週のうち、何日目か 00〜06
最後のアルファベット: その日のうちの何回目の計測か
を示していて、途中で計測が途切れなければ、一日一個のファイルが生成されます。
ですが、複数台を運用するとなると、解析の時にどれがどれだかわからなくなってしまいます。
そこで、新規購入を依頼した際に、
「ファイル名の前にアルファベットを追加して下さい」
と依頼をしたのですが、この件について技術スタッフから直々にお電話がありました。
「これ以上名前を長くすると、MSのlong file nameの特許になるので使用料金が発生するんですよね〜」
とのこと。ググったところ、
こんなことらしい。
こんなオーダーメイドのGPSのファイル名の長さなんて気付かれませんよ〜
というわけにもいかず、いろいろ相談した結果、週を指す「W」を個別のアルファベットに置き換える。ということになりました。台数がとんでもなく増えた場合は、Wの次の0の部分もつかえますね。
まず無いと思いますが
なかなか一筋縄ではいきませんね。

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