ブータンでの採取に協力した年輪の論文がさぁ投稿!となったところ、投稿先の編集部からいきなり突き返されました。
曰く、「自己盗用の疑いがある」 とのこと
すでに出版されているこの論文と 1,050 words / 10% 類似している、これと245 words / 2%、これと178 words / 2%、ってな具合に、具体的に指摘されたそうです。
主著者の方曰く、「手法のところは今まで通り、ってことで、文面をコピペしたところもある」
まぁやりますよね、同じ方法なら。それに、ちゃんと引用もするわけで、盗用って言われるのはちと心外な気もします。
とはいえ、最近あちこちで論文の盗用が問題になっているのもまた事実なわけで、そういう研究者の所属先がこういうことに神経質になるのは当然ですが、盗作論文を載っけてしまった雑誌もこれまた不名誉なわけで、事前チェックをしよう、というのが最近の潮流なようです。
ちなみに投稿先は
JGRで、ここが利用しているのは
こういう自動検出サービスのようです。
cozyが
現在バトル中のNHESSとか、nagyが
バトル開始したばかりのTCとか、EGU系列の雑誌でもやっているようで、論文のログに、
iThenticate.com Similarity Report completed (19 Mar 2013) similarities negligible / not found
なんて記録がありました。今なかなかエディタが決まらない共著の原稿では、どうやら類似性があると言われたようで、これがどんな扱いになるか、ちょっとドキドキです。
でもまぁ、事前にチェックしてくれるのは、かえってありがたい、と思います。

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