「ArcGISで穴あきポリゴン(通称:ドーナツポリゴン)の作り方」
テックチップ
今日はDEMの話ではなくArcGISで穴あきポリゴンを作る方法についての説明です。
例のGAMDAMプロジェクトでデジタイズメンバーの何人かから質問があったので、FAQとしてブログに乗せておきます。
最近「いろんなDEMを使ってみよう」シリーズの更新がめっきり止まっていますが、そちらはおいおいやってきます。
ちなみに「ArcGIS ドーナツポリゴン」でググるといくつか解説したサイトはあるのですが、微妙にわかりづらかったのと、よりシンプルなやり方もあるのでそれを紹介します。
今回は、すでにあるポリゴンに穴を開けるやり方を説明します。
※画面のArcGISはメニューが英語なので、メニュー項目など日本語に読み替えてください。
図1のようにポリゴンがあったとします。

図1.ポリゴンの例
まず、エディタツールバーから編集セッションを開始します(図2手順@)。
そしたら穴を開けたいポリゴンを選択します(図2手順A)。
すると選択したポリゴンの周囲が水色に変わるので、そしたらエディタツールバーのメニューから「フィーチャの修正」を選択します(図2手順B)。

図2.編集の開始
その後、ポリゴンの緑の点のいずれかの上にピッタリマウスカーソルを持ってきてから右クリックをします(図3手順@)。
メニューに「パート編集の終了」という項目があるのでそちらを選んでください(図3手順A)。

図3.パート編集の終了
そしたら、エディタツールバーの鉛筆ボタンをクリックしてONにしてから、穴を開けたい場所をカチカチデジタイズします。
すると図4のようにドーナツポリゴンが出来上がります。※編集の保存を忘れずに。

図4.ドーナツ完成

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