呼吸には胸式呼吸・腹式呼吸・深呼吸の3種類の呼吸法がある。
胸式呼吸は、肋骨の前進後退運動で肺を圧迫し空気を出し入れする。
腹式呼吸は横隔膜の上下運動で、深呼吸は肋骨と横隔膜を使って空気を出し入れする。ここでは一番簡単そうな深呼吸に注目してみよう。
検査のために思いり吸い吐いたときの成人男子の肺活量の平均は、約3500mlある。ところが通常の呼吸では、わずか500mlしか吸っていないと言われている。
無理のない深呼吸でも、約2000mlの容量があるそうだ。
ここで重要なポイントは、深呼吸は息を深くしていく過程で横隔膜が必ず動員されるという点だ。
横隔膜は運動神経のコントロール下にある呼吸筋のひとつで、これを動かすことで自律神経の支配から解放され、徐々に運動神経で制御できるようになる。
目標である“おだやかなこころ”は深呼吸で取り戻せるということだ。
更に深呼吸の副産物として、疲れのもとになる二酸化炭素を吐き出し、エネルギー源の酸素を大量に取り入れられるという事から、疲労回復にも大きな効果が得られる。
簡単!『深呼吸で、いつものびやかな心を!!』

0