6時半、『アパホテル京都祇園EXCELLENT』さんで起床。
8時、祇園四条通のアーケードを眺めながらの朝食バイキング↓。さすがは京都、おばんざい。
9時、チェックアウトして楽しみだった洛東観光、東山花灯路の道コースの散策に出かけた。先ずはホテルを出てすぐに『八坂神社』を初参詣↓。

八坂神社は全国祇園社の根本神社。一昨日の大阪天神祭と並び、山鉾巡行の祇園祭も日本三大祭り。八坂神社の祭礼として盛大に行われている。 祭神は素戔嗚尊(スサノウノミコト)で商売繁盛の神。たっぷりと祈願した。

祭神を乗せる神輿。
南に抜けると風情ある街並みが続く。ここは嘗ての宿坊なのか、一般の民家なのか、石の使い方が小生にはたまらない魅力。

5月末に訪ねた大津市坂本の石使いに似ているが、こちらは造園技術として洗練されている。
南の坂を上ると『八坂の塔(法観寺)』↓。寺伝では聖徳太子の建立で、平安時代前より存在する古い寺。現在の塔は1440年頃再建された。

続く『三年坂』↓を上がった。

『清水寺』↓に着くと雨が降ってきた。

奥の院がある斜面では法面工事↓が施工中。京都でもトップクラスの観光地でたいへんな仕事。頑張れ土木屋さん!

『国宝 本堂舞台』を仰ぎ見る。『清水の舞台』と言われ平安時代から構架されて来た。現在のものは1633年徳川三代将軍家光の寄進で再建された。

釘を1本も使わずくさびで留めた舞台造り、建築学的には懸け造りという。これが視たくてまた来てしまった。すごい!

今回は改修工事の丸太足場も視られた。これだけの高さを番線だけで留めているなんて、この伝統技術はとても真似できない。
たっぷりと現場研修を終えて、こんどは『二年坂』↓から下りた。
12時半過ぎ、高台寺近くの『名代 おめん』さん↓で昼食。

鯖寿司セット1850円↑。金平・大根・生姜・青葱・茗荷の千切りの野菜、茄子と南瓜の天婦羅をお汁にたっぷり入れて、白胡麻とお店オリジナルの一味・三味・八味・青味をかけていただく。
初めての食感と美味しさ。素晴らしいお店に巡り合えた。これでこそ京都の味、このお店だけで京都に来た甲斐があった。外に銀閣寺本店・四条先斗町店・ニューヨーク店もあるとか、是非また訪れたい。
13時半、途中にあった『霊山歴史館』に吸い寄せられるように入った。ここは20・30代の青年たちであった幕末の志士の功績を讃え、魂を鎮めるために松下幸之助翁が創設した。

とても時間が足りない、また今度ゆっくりと訪館しよう。隣接する竜馬を始め志士たちが眠るお墓をお参りできなかったことが悔いが残る。
15時、寧々の道を抜けて祇園四条駅に向かった。
16時半前、京都駅から新幹線で帰路に就いた。
20時半過ぎ、帰宅。
24時、就寝。歴史・建築・造園と小生の勉学心を十分に満たす旅で、贅沢な時間を過ごさせてもらった。でも東山だけでも南禅寺や知恩院も行きたかったほど、京の魅力は尽きないのである。

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