本日、5時起床。
9時、鳴子温泉を出発して、建災防研修二日目は岩手県へ向かった。
10時半前、世界遺産に登録された平泉町『特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)』へ到着。
大泉ヶ池(おおいずみがいけ)↓。

出島と池中立石(でじまとちちゅうたていし)↓

遣水(やりみず)↓。

『毛越寺』は慈覚大師円仁が開山した広大な臨池伽藍跡と浄土庭園を有する。
この大泉ヶ池を中心とする浄土庭園は、日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を伝えている池庭である。
造園施工管理技術者試験には必ず出題されるほど有名で、造園屋には欠くことのできない庭であり、私も念願の訪問であった。
11時過ぎ、続いて天台宗東北本山『中尊寺(ちゅうそんじ)』を見学。こちらも850年に慈覚大師が開山。こちら↓は『国宝 金色堂(こんじきどう)』。

1124年造立で現存する唯一の創建遺構で、中央の須弥壇(しゅみだん)の内に、初代藤原清衡、左に二代基衡、右に三代秀衡の遺体と四代泰衡の首級が納められている。。

本堂↓。

平安時代にこの平泉は、世界一の金銀産出量を誇り、10万の人口を有する京を凌ぐ程の都市であった。松尾芭蕉が「夏草や兵どもが夢の跡」と詠んだ奥州藤原氏の栄耀栄華を肌で感じた。
12時半過ぎ、昼食後に帰路に着く。
18時半、安蘇建設業協同組合会館に到着。奥さんに迎えに来てもらった。
20時半過ぎ、旅疲れのため就寝。

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