本日8時前起床。二日酔いで遅刻のため、唐沢山神社参詣はお休み。
こちら↓は、毎月購読している日本水道新聞社発行、上・下水道・環境の総合誌『水道公論』8月号。

本誌の中で、連載されている、藤田賢二 東京大学名誉教授著“満州の上下水道をつくった人たち”を、毎月感動しながら読んでいる。
明治の技術者は満州に鉄道(満鉄)を敷設するために、永久凍土を有する冬季の酷寒と夏季の河川氾濫といった過酷な自然環境のもと、日本が関わる以前の満州には満足な地図や統計資料がなかったので、水源調査をはじめ基本的な調査から始められた。
開発に中って、最も重要なことは、“水源”というライフラインを如何に確保するかであった。満鉄が残した膨大な調査資料は、明治の技術屋の気骨を持って、命をかけて成し遂げられた。
その調査の副産物として、鞍山鉄鉱床を発見し、日本は鉄の原料を手に入れることもできた。もし、満鉄のみならず満州全域で組織的な水源調査を行っていたら、大慶油田も発見していた可能性があるそうだ。
あの当時、大慶油田ほどの産油量があれば、アメリカとの戦争を始める必要はほとんどなかったとは、歴史的には大変残念なことである。
何れにしても、現代の科学技術を有しない時代にあって、類稀なる先人の苦労は筆舌に絶する。
現代の水道屋の一握りである当社も、最たるライフラインである“水”の保全のために、その先達に少しでも近づくべく、如何なる努力も惜しんではならない。
13時半、建設業労働災害防止協議会栃木県支部安蘇分会の理事会に出席した。安全セミナー、安全パトロールの実施について、視察研修について、ヘルメットに貼り付ける安全シールについて協議した。
また、不幸にも佐野市へ仕事に来て熱中症で亡くなった、設備作業員の方の所属が話題になった。
20時、『カワチ薬局』さんへのお使いのため、奥さんと娘から運転手を仰せつかった。
21時過ぎ、会社に戻り、明日からの出張の備えて営業資料等の準備を行った。
午前1時半就寝。

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