本日5時起床。
造る喜びの奥さんのお弁当はこちら↓
8時、今日から着手する近所の解体工事の現場に立ち会った。お話好きのお施主様と1時間ほど話し込んだ。私は地元の年配の方から昔話をお聞きすることが好きである。特に栃本の歴史には大層興味がある。このお宅も古くから桐材商を営んでおり、ご主人が3代目だそうだ。
旧田沼町の花は桐だが、かつて桐材商の組合は13軒ほどあり、30数年前は隆盛を極めていたそうだが、現在は数件ほどしか残っておらず、このご主人も自分の代で閉めるそうだ。
この度の火災で作業場を消失し、燃え残りを解体している訳だが、その時代の移り変わりによる栄枯盛衰を象徴するかのようだった。
13時、入札の準備をした。難しい積算で正直困った。
16時、解体現場の進捗を確認するために自転車で行った。解体専門業者さんの手際の良さに感心した。結局細かい作業は人力に頼らざるを得なく、却って人間の手の方が仕事が早いことが良く分かった。
それには作業員皆が単純明快な仕事の手順を良く分かり、埃や汚物に触れることでの汚れに対しての抵抗感がない事が必要充分条件である。暇ない作業員さんの動きは大変勉強になった。
また、人間にはものを
造る喜びと共に、それに反して
壊す喜びがあるのだろうと思う。壊す時の痛快さと、有から無になった時の清清しさは誰しもが持てる人間の本能のような気がする。壊すからこそ次の創造が産まれるのである。
18時半、見積りを完成させた。
19時半、夕食。ちょっと今日のフライは油濃かったよ。
21時半、明日の創造のために意識が壊れて就寝。

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