再始動デル・ジベット、ウワサの新作!!
1 震える月のケミカルビート
2 PRAYER
3 PRIMITIVE STAR
4 VANESSAの情動
5 BLUE SUNDAY MORNING
6 SHININ' HOLIDAY
7 RETURNER
8 LOVE YOURSELF
9 SHADOWS' PARTY
10 HELLO! MY ANGELS
11 LOVE SONG
12 RED MOON
13 13番目の恍惚
14 ヒートアイランドの白昼夢
デル・ジベットというと“アートな表現者とそれを支える職人達”という様なイメージかも知れない。
もちろんISSAYの存在全て結果的にはアートそのものなんですけど、実のところ彼らはそんなおとなしい物では無い。
アイデアとセンスと技術に溢れる子供達が無邪気に音の激流を作り出し、その中で孤独を噛み締めるシンガー…
だからバンドサウンドは時に分厚過ぎ、歌声は痛々しかったり…
彼らの世界にのめり込んだ者には、それが何にも代え難い唯一無二の宝物なのですが、多少近寄り難く息苦しく見えてたのは事実かも知れない…
そこでこの13年ぶりの新作。
インテレクチュアルな思考と実験性をも自らの血肉としてきた“やりたい事に物理的制限の無い”バンドが久々のアルバムに
“原始的”
…なんてタイトルをつけるのも凄いが(笑)、どうも初期衝動というかバンドとしてのコンビネーションが物凄く発揮されたアルバムです。
いくべき時はかつてより激しく、抑える所は抑えたダイナミズム…
核心であるのに、ある種“所在無さ”が魅力であったISSAYの歌声もはっきりと“今、ここに在る”と主張してる様でデル・ジベットが復活した必然性みたいな物が輝いている。
大人になった…そんなもんでは未だ無くて(笑)、より楽しい遊びを始めた“永遠の子供達”という気がします。
ロックってこういうカッコいい物だったなぁ…って久々に体感出来たアルバム♪
より深遠かつ赤裸々なISSAYのVo、
オーケストラばりの引き出しとロックスターの激しいギターでサウンドを引っ張る(大好きなジミー・ペイジと“役回り”が共通してますね…)光さん、
テクニカルかつ太いベースでサウンドの核のハルさん、
ソリッドなドラミングのマユミさん、
デビュー前メンバーだったのがここにきて正式メンバーになったマヒトさんの多彩なキーボード、
最高です♪