アメリカの有力紙ワシントンポストの記者から突然連絡があったのが昨年12月。もっとも、東京支局の日本人スタッフでしたから、英語ではありません。日本の「鉄道ファン」の生態について取材しているので協力してもらえないかということで、1時間ほど電話取材を受けました。その後も1回くらい電話で追加取材がありました。
それきりだったのですが、昨日になって記事がweb上でも公開されたとのメールがありましたので、さっそく見てみました。全文は、
こちら

かなり長い記事ですが、中盤から後半にかけてのところに、私のコメントが掲載されました。
The Japanese train system is a microcosm of Japan itself, says Takashi Noda, the author of books including “The Way of Tetsu: Riding, Photographing and Making Carefree Stopovers,” and a nori-tetsu of 60 years.
“Trains and train systems appeal to Japanese people as trains are operated on time and accurately,” Noda said. “Train fans find joy and get excited when they can make a tightly scheduled transfer. For them, trains are not just means of transportation, but their purpose.”
意訳=日本の鉄道システムは日本社会の縮図です、と「テツ道のすゝめ〜乗る、撮る、気ままに途中下車」などの著書があり、乗り鉄歴60年の野田は語る。
「列車とその運行システムは、定時かつ正確に行われているので日本人に気に入られているのです」と野田は続ける。「鉄道ファンは短時間に設定された(綱渡り的な)乗り換えができたとき、喜びを見出し、興奮するのです。彼らにとって、列車は単なる交通手段ではなく、目的そのものなのです」
ちなみに「テツ道のすゝめ」は中日新聞&東京新聞に連載されたエッセイをまとめ、昨年中日新聞社から刊行された単行本のことです。
なお、ワシントンポストの記事全文は、
こちらをご覧ください。

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