東京メトロ日比谷線に2017年春より新型車両13000系がデビューします。それに先駆けて、12月23日〜25日の3日間、それも午前に1往復だけお披露目の特別運転が実施されることとなり、その出発式取材の案内をいただいたので、申し込んで出かけてきました。
3連休の朝の南千住駅は大変な人でした。この日から冬休みが始まった解放感もあるのか、中高生のような若い鉄道ファンの姿が目立ちました。車両基地から新型車両13000系が到着する直前には、ものすごい人だかり。事故が起きないよう警備も大変でした。

報道関係者用のスペースは確保されているものの、狭い場所ですから、こちらもぎっしり。何とか撮影できたという感じです。電車が到着すると、大多数のファンは新型車両に乗りこんでしまいましたから、駅区長の合図による出発式は、報道関係者スペース以外は空いていたようです。

発車後、後続の電車で移動。乗車体験グループは霞ヶ関まで行って、折り返しの電車で南千住まで戻ってくるというプランでしたが、超満員の新型車両は各駅での乗り降りに手間取ったせいもあってか、ダイヤは混乱気味。そのため、予定を変更して、銀座で下車。ここから新型車両に乗りこむこととなりました。
銀座駅も新型車両の車内も大混雑でしたので、報道関係者の撮影はNGとのこと。電車に乗り込んで乗り心地を体験するのみです。従来の18m3扉(一部5扉)8両編成に代わって、新車は20m4扉。急カーブの多い日比谷線では無理があるのかなと危惧しましたが、走りはスムーズ。操舵台車という新たに開発された台車のおかげでキイキイと悲鳴を上げるようなカーブでの騒音も気づかなかったほど静かでした。
南千住到着後は、徒歩で千住車両基地へ。すでに回送されていた新型車両を撮影することができました。まずは、13000系の正面撮影です。

南千住行きという表示を、レアな仲御徒町という行先に変えてくれました。撮影者の希望をかなえてくれたのです。

続いて、車内の撮影タイム。まずは、車内全体の様子です。

あとは、まず各車両に設けられたフリースペース。車いす用など使い方は様々です。

別の角度から車端部の様子を撮ってみました。

貫通扉がガラス張りだったり、ドアの上に液晶モニター画面が3つ並ぶなど工夫の跡が見られます。そして、ご自慢の荷棚をガラス張りにして、江戸切子のデザインにしたというので、アップで撮ってみました。

気が付きにくいところにこだわるなど、余裕のあるインテリアは利用者には好評を博すのでははいでしょうか。2〜3年かけて、日比谷線の全車両を取り替え、その時点でホームドアを設置する計画です。まずは、来春のデビューが楽しみですね。

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