東日本在住の旅行好きシニアには、すっかりお馴染となった『大人の休日俱楽部』パス。東日本&北陸用は、4日間乗り放題で17000円、ということは東京から新青森まで東北新幹線「はやぶさ」に片道乗るだけで元が取れてしまうという激安きっぷです。昨年までは、「はやぶさ」には乗れなかったのですが、今年からは若干値上げの上、乗れるようになりました。さっそく、「はやぶさ」で新青森まで乗車。所要時間は何と2時間59分、と僅か1分とはいえ3時間を切る時速320kmの高速運転。もはや、「上野発の夜行列車」で行くところではなく、余裕で日帰り旅行ができるとは驚きです。
さて、今回は、残り少なくなったJR東日本の未乗線区を制覇しようと、津軽線の末端区間、蟹田〜三厩に乗ってきました。
新青森から函館行きの特急「スーパー白鳥」で蟹田まで。三厩行きの発車まで1時間ほどありましたが、蟹田駅や、通り過ぎる様々な列車の写真を撮っていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。

↑太宰治の「津軽」の一節が書かれたモニュメントがホームに立っていました

蟹田〜三厩は、単線の非電化区間なので、2両編成のディーゼルカーがのんびり走っています。今どき珍しい冷房なしのキハ40.国鉄時代からの車両です。進行方向右側が日影となるので、そちら側のボックス席のみが、各1人ずつ埋まる程度の混み方。そのうち数人は、私と同世代の一眼レフ持参の男ひとり旅。要するに、大人の休日俱楽部パス持参の鉄道ファンですね(笑)
中小国の先の信号場で津軽海峡線と分かれますが、途中でまた再会。北海道新幹線の工事現場の脇を通り過ぎ、山を越え、海が見えてくると三厩到着です。所要時間は40分。短いけれど充実した旅となりました。
この2日後から天気は悪くなり、晴れたと思ったら、とんでもない猛暑。いい時に旅ができました。

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