仕事をしている妻が遅い夏休みを取ったので、それを利用して一緒に北海道(道南)へ行ってきました。大人の休日倶楽部会員パスを利用しようかとも思ったのですが、あいにく旅行に割けるのは3日間だけ。往復列車利用ですと、現地滞在は1日だけとなってしまうので(寝台列車は満席でした)、北海道往復は、飛行機にしました(ANAに半額で乗れる優待券が余っていましたし・・・)。
さて、函館までは飛行機、函館駅からは、特急列車「スーパー北斗」で大沼公園駅へ。朝、東京の自宅を出れば、お昼頃に大沼公園にいるのですから、便利になったものです。

大沼公園駅は特急停車駅ですが、ホーム片面1線だけの小さな駅です。側線が1本ありましたが、あまり使っていないようでした。宿は、駅裏のクロフォードイン大沼。瀟洒な湖畔のリゾートホテルです。

余談ですが、ホテル名のクロフォードとは、北海道鉄道建設に携わったアメリカ人技師のこと。ホテルのロビーにそのことを記した銘版と彼の肖像画がありました。さすが、JR北海道系列のホテルです。うかつにも、現地で初めて知りました。
荷物を置いて、大沼公園散策となったのですが、大沼、小沼の間を函館本線と道路が並んで通り抜けています。私の知っている他のリゾート地は、駅からクルマやバスで10分以上離れているところばかりでしたから、これは気が散りますね。踏切が鳴ったので、さっそくこんな写真を撮ってしまいました。
大沼湖畔を散策していても、ときおり列車の通過音がします。湖畔一周コースの中ほどに線路が見渡せる場所があったので、ちょっと休憩していたら特急列車がやってきました。

雨が降りそうな曇天だったので、高速で通過する列車を止めることができず、流れてしまい残念です。
駅前に戻って、食いしん坊の同行者がお店で名物の団子を食べているすきに、線路際へ行って、列車の撮影に再度挑戦。

森行きの各駅停車。本線とはいえ、ローカル列車は、基本、ディーゼルカー1両です。この付近は単線ですが、列車本数は意外に多く楽しめます。旧型となってしまったキハ183系の特急も、本数は少ないながら健在です。

貨物列車も頻繁に通過します。DF200形ディーゼル機関車は、北海道でしか見ることができない貴重な機関車ですね。遠くから重厚なエンジン音を轟かせながらやってきました。

キリがないので、これくらいで切り上げたのですが、戻ってみたら、一箱買った団子は空でした(泣)。
ともあれ、これに味をしめたので、翌朝7時過ぎに通過する「北斗星」を撮ろうと、小雨の中を待っていたのですが、来る気配がありません。10分待ってスマホでJR北海道のサイトをチェックしたら、本州側の人身事故の影響で大幅遅れとのこと。がっかりでした。ちなみに、ホテルをチェックアウトして、9時過ぎの快速列車で函館に向かっていたところ、五稜郭駅手前で、「北斗星」とすれ違いました。2時間以上の遅れだったのですね。

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