博多を根城に2日間ローカル線の取材をしてきました。
まずは、福岡市近郊を走る異色のローカル線であるJR香椎線です。
盲腸線と言うと、幹線の駅を起点に行き止まりの終着駅を目指すのが普通のパターンですが、香椎線の場合は、鹿児島本線香椎駅は中間駅で、西戸崎(さいとざき)と宇美(うみ)という二つの行き止まり駅を行ったり来たりしているという面白い路線です。路線の半分は福岡市内を走っていながら、単線非電化でディーゼルカーが走っています。
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水戸岡さんがデビューしたのは、この香椎線を走ったアクアエクスプレスというディーゼルカーでしたが、すでに引退していて、すべての列車は旧国鉄形キハ40系。白に青帯というJR九州標準色です。

たまに、香椎線塗装のキハ40系も走っています。

サイドには、アクアライナーのロゴが描かれていました。

しかし、車内は普通のキハ40と同じで、クロスシート主体です。
海の中道は、砂州ですが、砂丘のようで面白い車窓が楽しめます。両側が海ですが、車内から両方の海がはっきり見えるところはありませんでした。
終点の西戸崎。駅舎は、水戸岡さんがデザインしたものです。

折り返し列車を撮影したスナップですが、よく見ると、左下のキロポストは0(ゼロ)となっていました。

行き止まりの駅・西戸崎が起点で、終点は宇美なのですね。西戸崎からは、陸続きになっている志賀島に行けます。日本史の最初のほうにでてくる「漢委奴国王」の金印が発見された場所です。駅スタンプは「金印」でしたので、それで満足して(笑)、折り返してしまいました。車じゃないと行けないので、時間もかかるし、やめたというわけです。

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