お召し列車にも使われるJR東日本のハイグレード列車「なごみ」に乗る機会がありました。「なごみ」で往復する「大人の休日倶楽部」のツアーに参加したのです。当初、ツアーに申し込んだものの、満員でしたが、キャンセル待ちでやっとOKが出ると言うラッキーなものでした。
行程は、新宿発松本往復。信州でも色々「乗りテツ」を楽しめるという企画でした。
まずは、早めに新宿駅へ行って、「なごみ」を出迎えました。

帰りは、日が暮れてからの松本から乗車したのですが、暗いところで見る「なごみ」は、昼間よりも輝いて高貴な車両に感じられました。

ここまでは、「なごみ」の運行ダイヤさえ分かれば撮れる写真ですが、以下は、乗らないと撮れない写真です(と、ちょっと自慢しちゃいます)

通路をはさんで二人掛けと一人掛けというのは、ヨーロッパで乗った1等車以来です。
一人で乗ったので、一人掛けの座席を指定されました。

飛行機のファーストクラス(乗ったことのあるのは、ビジネスクラスまでですが)のように電動リクライニングできて、テーブルとモニター画面がセットできます。

モニター画面では、テレビ(NHKの地上波とBS)が見られるほか、前面展望と後方展望がリアルタイムで見られたり、列車の現在位置が地図上に表示されるほか、ドリンクや物品の注文がワンタッチでできます。しばらくすると、女性アテンダントさんが注文品を届けにきて、現金かSuicaで支払います。

乗車記念に、グッズから一品選べるのですが、値の張るネクタイピンを貰い、絵葉書などは上記のモニター画面で注文してみました。

と言った感じで、舞い上がってしまいましたが、実は、この席は、お召し列車のときは随行員の座るところです。3号車のワンランク上の席でさえ、言ってみれば下々の座る席。3号車にあるはずのVIP用の個室は、厳重にロックされた上、中など除けないような構造でした。さらに号車番号なしの「御料車」は、お召し以外では連結されません。それらの車両がどうなっているかは分かりませんが、桁違いの豪華さなのでしょうね。
ともあれ、貴重な体験でした。

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