いよいよ、ブルトレ「富士・はやぶさ」廃止です。本日12日は、「お通夜」ということで、東京駅へ出向きましたが、やはりというべきか相当の混雑でした(お別れ運転に集まる鉄道ファンを「葬式テツ」と言います)。ある程度、予想していて、どうせ碌な写真は撮れそうもないし、仕事帰りということもあって、仕事用鞄に小さなビデオカメラだけを忍ばせて、「斎場」である10番線ホームへ。何か淡々と出発時間が来て、拍手も「ありがとう」だの「お疲れ様」などの叫び声もなく、あっけなくブルトレは旅立って行きました。
さて、コンコースで記念グッズを売っているとのポスターが貼ってあったので、まんまと商魂に乗せられて特設コーナーを冷やかしましたが、ここも長蛇の列。さっさと諦めて、キオスク隣で売っていた「ある」ものを購入してしまいました。これの方が安いということもあったのです。これです↓
ブルトレらしく、青い袋に入っています。
中味を取り出すと
記念弁当でした!紐を解いて掛け紙(包装紙)をはずすと・・・
青い箸袋がいいですね。では、中味を、とふたをとると
お品書きがありました。九州までの沿線の名物が色々入っているようです。一応、停車駅に関係あるものを選んだようです。
東京=ベッタラ漬け、横浜=しゅうまい、静岡=抹茶わらび餅、名古屋=味噌カツ、
京都=豆腐と湯葉の揚げ煮、大阪=たこ焼き、・・・と続きます。
さて、いよいよ中味です。
下半分のご飯のところが富士山の形をしていますね。カニフレークが山頂付近の雪のようです。そして、ニンジンがはやぶさの形をして飛んでいますね。
こういう弁当をもっと早くから車内で販売すれば、よかったのにと思うことしきり・・・。
いよいよ、明日は最期の出発です。
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「富士・はやぶさ」の乗車ルポは、拙著「
乗りテツ大全」(平凡社新書)を、鉄道趣味のあれこれやマニアの生態については「
テツはこう乗る」(光文社新書)をご覧ください。

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